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今井side
今「…なぜだ…なぜ俺は絶対に助からんと豪快に笑ったのだ……？………俺もだろぉ！？それは俺も一緒だろぉ！？なんで俺はあんなにも豪快に笑ったのだぁぁぁ！！」
床を叩いたところで、手が痛くなるだけ。
それは知っている。
今「くっ……三橋ぃ…？お前がほんっとに馬鹿なおかげで出られなくなっちまったけど…なんかいいアイデアねぇのかよ！」
耳を澄ますと、金属と金属が擦れ合うような音が聞こえる。
今「三橋ぃ…何やってんだ……」
三「…缶切りねぇか？」
そう言って三橋が見せてきたのは
今「サバ缶…！？な、なんでお前そんなん持ってんだよ！？」
三「いや…お前に見せびらかしながら食おうと思っててよ…けど、缶切り忘れちまってよ…参った参った…」
あの、三橋が缶切りを忘れた…？
こんな作戦を立てて忘れるものなのか…！？
今「お前がそこまで馬鹿だとは思わなかったぜ……」
三「んだと？てめぇに言われたかねぇな！」
今「缶切りはねぇけどよぉ……こいつが落ちてたぜ…？」
落ちていたナイフを拾い、三橋に見せた。
今「…こいつならぁ開けられんだろ？」
三「うっし、よこせ！」
今「てめぇ一人で全部食う気だろ…？」
三「んなこたしねぇよ！分けてやるよ！」
今「そんなん信じるわけねぇだろ！？…俺に缶をよこせ！俺が分けてやる」
三橋に渡したら絶対に目の前で食われる。
三「何言ってんだよ…こんな時におかしなこたぁしねぇよ！」
今「ふざけんな！どんなときでも！俺はぜってぇお前を信用しない…！お前なんかにこいつを渡すくらいだったら、投げ捨てたほうがマシだ……」
三「…もう騙し合いなんかしている場合じゃねぇよ…俺を信じてくれ……」
いつにもまして真面目な顔で話す三橋に少し心が動きかける…
今「……その手には乗んねぇよ…！」
三「そっか…信じてもらえなくて悲しいぜ…だったらこんなもん、いらねぇや」
そう言うと三橋はサバ缶を下へ放り投げた。
今「はあー！？なんて勿体ねぇことすんだよ！てめぇ！」
くそ…まじかよ…こいつ…
三「こんな時まで信じられないなら…死んだ方がマシさ…」
今「三橋…お前…」
三「いろいろあったけど、こんな時だから！ようやくお前と信じ合えるなって思ったんだけどな…」
今「すまねぇ、三橋…お前がそんなにも思ってくれてるとは…」
三「ちょっと、そのナイフ見してくれ…」
俺は後悔した。
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かかし∞(プロフ) - 雪凪さん» 直しました。またわざわざすいません。ありがとうございます。m(_ _)m (2018年12月27日 14時) (
レス) id: df628cdfce (このIDを非表示/違反報告)
雪凪(プロフ) - -81-の「理子ちゃん…」の表示が理子になってます。 (2018年12月27日 13時) (レス) id: b878413bf8 (このIDを非表示/違反報告)
かかし∞(プロフ) - 雪だるまさん» コメント、ありがとうございます。私も今井さん好きなので共感してもらえて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします！ (2018年12月18日 7時) (レス) id: df628cdfce (このIDを非表示/違反報告)
かかし∞(プロフ) - のんさん» コメント、ありがとうございます。これからも作品共々、よろしくお願いします！ (2018年12月18日 7時) (レス) id: df628cdfce (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - いつも楽しく読ませてもらってます！今井推しにはたまらないです！これからも応援してます！ (2018年12月18日 0時) (レス) id: cbfa7a7286 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かかし∞ | 作成日時：2018年12月15日 1時
