Dr.じゃんぷ×Pt.じゃんぷ そのに。

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side:Kei


侑李「もう…っ自分で歩くからぁ！」


大貴「さっきまで隙あらば逃げようとしてたの貴方でしょ笑」


涼介「やっと着いたぁ…ごめん、ちょっと遅くなっちゃった。」


まだ着いたばかりだというのに既に疲れ気味の2人に引っ張られてきた知念は、漸く諦めがついたのか不服そうな顔をしながらも診察室の中に入って来た。


慧「いや、時間は全然大丈夫だけど…大変だったでしょ、笑 ありがとねわざわざ。」


良かった、やっぱり迎え頼んで正解だったよ。この調子じゃ多分知念1人じゃ絶対来なかったもん。笑


慧「ちねん〜、ここおいで？まだ何もしないから大丈夫だよ。」


侑李「やぁ…っ泣」


うーん、ユニットに座るのも無理かぁ。
先は長そうだけどまぁ…補助が2人もいればね、なんとかなるかな。


涼介「ほら、伊野ちゃんまだ何も持ってないよ？座るだけだって。」


侑李「ん…、、」


…お、座れた。診察までスムーズにいくかなー…


慧「お口あーんってして欲しいんだけど。この前と同じね、どこが痛いのかなーって見るだけ。出来そう？」


侑李「…痛いことしない？」


慧「しないしない、このミラーしかまだ使わないから。ね？」


侑李「……あぁ…、」


大貴「お、ちゃんとできて偉いなぁ〜。」


小声で「ほら早く、」なんて2人に急かされながら診ていくと、この前見つけた大きめの虫歯の他に気になっていた小さなものが1つ…かな。


これならどっちも今日中に治せそう。知念にはちょっと頑張って貰わなきゃだけど…。
　

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