Dr.じゃんぷ×Pt.じゃんぷ そのに。

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side:Daiki


慧「いいってば、！」


大貴「良くないの、検査しなきゃお薬出せないもん。治らないと困るでしょ？」


検査キットを用意して頭を固定すると、何されるかわかったのか顔を動かそうと必死。


大貴「ダーメ、動いたら危ないでしょ。ちょっと気持ち悪いけど我慢ね〜…」


慧「いっ…た、、げほっ…んんっ…！」


大貴「…はーい、終わり。ごめんね、痛かったね。」


慧「…っ、きらい…」


あらら、嫌われちゃった。
「きらい」なんて言いながらも手は握られたままなんだけどね。笑


慧「嫌って言ったのに」


大貴「うんうん、ごめんって。笑 あと検査結果出しておくからお薬飲んで治そうね。」


苦しさから流れてしまったのであろう涙をティッシュで拭いながら頭を撫でると、段々目がとろんとしてきた。


大貴「眠くなってきた？いいよ、寝られる時に寝ときな？」


慧「…隣きて、」


ベッドの横をぽんぽんと叩きながら、熱をもったうるうるした目でそう言う伊野ちゃん。


入るスペースなんて殆ど無いんだけどね。笑
隣に潜り込むとまだ身体は熱い。


後で冷えピタ取り替えてあげないとな…。


そんな事を考えながらうっかりうとうとしちゃって、気付けばもう夜。


検査の結果は陰性で幸いにもインフルエンザじゃなかったし、薬も飲んで伊野ちゃんはすっかり良くなったんだけど…


病人の隣でたっぷり寝ちゃったんだからそりゃあ、ね？


大貴「げほっ…うー、頭痛い…、」


慧「…大ちゃん、熱測ろっか…。」


数日後には完全に立場が逆転してるのでした、苦笑



fin.

　

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