Dr.じゃんぷ×Pt.じゃんぷ そのに。

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side:Kei


明け方。変な時間に目が覚めて、水でも飲んで二度寝しようかと再びベッドに入ったタイミングで大ちゃんからメールがあった。


こんな時間に何の用だろう…。薄っすら目を開けてメールを確認すると、ちょっと心配になるような内容で。


疲れてるだろうに、夜も眠れない程痛いんじゃ可哀想だ。すぐにでも診てあげたいけど…あ、今日の仕事なら多分時間調節してもらえるかな。


マネージャーに連絡すると、比較的余裕があるから大丈夫だと返信があって夕方からに変更してくれた。


でもさすがにまだ早すぎるし…。大ちゃんには午前中に来てと電話をして、布団に潜り込む。


…ってか大ちゃん、この時間に山田のとこ行ったの？行動力凄いな…笑


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それから少しの間うとうとして、すっかり明るくなってから病院に2人を呼んで。


思っていたよりぐったりしてたから熱を測ったら結構高くて、すぐに診察に取り掛かる。


心音と呼吸音は問題なし、熱は38.6°、と…。リンパ腺もちょっと腫れてるかな。


慧「ん、じゃあ次あーんってして？」


涼介「…っ、あー…」


小さく開けられた口に舌圧子を滑り込ませて、ライトで照らす。


……あー…これは痛いはずだわ…。喉の奥は炎症を起こして真っ赤に腫れていて、口を開けているだけでも辛そうだ。


食事と水分も摂れてないみたいだし。うーん…


抗生物質と点滴だけでもいいんだけど、それだと治るのに少し時間が掛かる。仕事上即効性がある薬を使いたいけど…。


大貴「…どした？」


ちょっと大ちゃんと相談しようかな、笑


　

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