Dr.じゃんぷ×Pt.じゃんぷ

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side:Yuri


頭まで被りかけた毛布から顔を出して、固まってる伊野ちゃん。


本当に怖くて嫌なら作戦も変えるけど、どうやらそうでは無さそう。なんていうか…ちょっと我儘になってるというか。


慧「わかったわかった、やるから…、」


流石に恥ずかしくなっちゃって折れるかな？と思ってとった行動だったけど、予想以上に効果あってびっくり。笑


侑李「あ、やれそう？じゃあさっさと終わらせちゃうね。左手でいっか、消毒するよ〜。」


もう準備は済ませてたから、気が変わらないうちに終わらせようとルートを取って点滴を繋げる。


針を刺した時にほんの少し顔を顰めたけど、動いたりしないし声も漏らさない。凄いなぁ、僕なら怖くて仕方ないけど…。


侑李「よしっ、終わり！痛くなかった、大丈夫？」


慧「ん…大丈夫、ありがと。」


侑李「どういたしまして、あとゆっくり休んでね？」


早くも目を閉じるとすぐに寝息が聴こえてきて、一先ず安心かな。


.



.


それから2日後。軽い風邪だったし無事に良くなったみたいで、今日会った時にはもう朝から完全にいつもの調子。


侑李「…伊野ちゃん、苦しい。」


慧「えぇ〜、知念めっちゃ抱き心地良いんだけど。あ、後ろからならいい？」


…元気になってくれて何よりだけど。後で絶対美味しいご飯奢って貰うんだからねっ！




fin.

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