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side:Hikdru
もっと早く気付けていればな、とか。無理やりにでも仕事止めてればなぁ、とか。
色々考えちゃうけど、今は辛そうな圭人を少しでも早く楽にしてあげる事しか出来ない。
診察してみると思っていたより重症で、風邪が悪化して呼吸音も良くないし脱水症状も出ていた。
入院とまではいかないけど、今日は点滴と安静で様子見かな…
抵抗する隙も与えずに針を刺して固定すると、今まで大人しかった圭人がぽろぽろ泣き始めた。
光「えっ、どした？ごめん、そんな痛かった…？」
圭人「んーんっ…ちが…っ泣」
光「違うの？」
圭人「仕事…むり、したから…っ迷惑かけた…っ泣」
嗚咽混じりにゆっくりと話し始める圭人はなんだかいつもより小さく見えた。
光「圭人さぁ、勘違いしてるみたいだけど…俺怒ってないよ？笑……でもめっちゃ心配した。倒れた時とか本当、どうしようかと思った。」
俺も焦りと不安から当たりがキツくなってたかな…いつも圭人にはついツンツンしちゃうから気を付けないと、、笑
暫く側にいてやって、安心したように眠りについた圭人の頭をそっと撫でた。
.
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side:Keito
それから数日。すっかり具合も良くなって、賑やかな楽屋へ入ると次々メンバーが声を掛けて来る。
…あ、そうだ。最後まで面倒見てくれた光くんにちゃんとお礼言わないと。
奥の方で山ちゃんと話してた光くんにお礼を言いに行くと、なんだかまたちょっと素っ気ない。
戸惑いつつ山ちゃんの顔を見ると、可笑しそうにくすくす笑いながら「…大丈夫、多分照れてるだけ。笑」って。
圭人「そうなの？」
光「は！？別に照れてないから。…ほら、病み上がりなんだから大人しくしてな。」
そう言って俺をソファの隣に座るよう促す光くんの耳は真っ赤で、思わずにやにやしちゃう。
光「何にやにやしてんの、気持ち悪いなぁ」
涼介「またすぐそういうこと言う〜。圭人のこと心配してんだよ、これでも。だってあの日誰よりも慌てたの光くんでさぁ、」
光「…！お、俺トイレ行ってこよっと。」
そんな光くんを見て、またケラケラ笑う山ちゃん。
こんなに心配して支えてくれるメンバーに囲まれてて幸せだなぁ。
もう絶対無理して倒れないようにしなきゃね。笑
fin.
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ssfk(プロフ) - リクエストなのですが涼介くんが肺炎になり薮くんが医者をみたいです (2019年12月16日 3時) (
レス) id: fa29755135 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 第一段完結おめでとうございます！そして本当にありがとうございました(;_;)私の好みの小説だったのでコメントもしすぎちゃって…ですが何度も読み返す程大好きです！リクエストしたい内容が心の中にあるので(笑)、ぜひ第二段を書いて下さる時はよろしくお願いします！ (2019年12月15日 23時) (レス) id: b95e20b84f (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - いえいえ！こちらこそふゆ。さんのお話が読めて嬉しいです！ありがとうございます(*^-^*)リクエストを見てそれを文章にするのが本当にすごくて…この小説大好きです…！ (2019年12月14日 19時) (レス) id: b95e20b84f (このIDを非表示/違反報告)
甅 - そう言っていただけて、とても嬉しいです…！ありがとうございます…！そして、本当に申し訳ございませんでした…！ (2019年12月10日 22時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
ふ ゆ(プロフ) - 甅さん» いえいえ…！こちらこそせっかくリクエスト頂いたのに申し訳ないです。移行先でのリクエスト大歓迎ですのでその際はぜひリクエストお待ちしております！ (2019年12月10日 22時) (レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふ ゆ 。 | 作成日時：2019年8月18日 22時
