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side:Ryosuke
うぅ〜、さっっむい!
まだ10月なのに今日は12月の平均気温と変わらないくらい寒いらしく。
今年1番の冷え込みで…なんて今朝テレビでやってたな、と思い出す。こんな日に限ってがっつり外でロケなんてついてないなぁ…。
けど、なんて言うか…寒さだけじゃないような。
頭がぼーっとして咳も出てきたし、嫌な予感はビンビンにしていた。
しかもロケは雄也と薮ちゃんと一緒。バレたらどうなるかなんて分かりきってるから、なるべく2人の前では咳をしないようにしていつも通りを演じていた、けど。
雄也「大丈夫?風邪引いたんじゃない?」
休憩中、雄也にそう言われた時は正直めちゃくちゃ焦った。少し離れているけど薮ちゃんからの視線も感じるし…
咄嗟に大丈夫とは言ったものの、収録を終える頃には身体は限界を迎えていた。帰りの車で寝かせてもらって、後は家に帰ってから考えよう。
取り敢えず2人には隠し通せた…!
…そう思ってたのに。
涼介「んん……えっ、」
目を覚ますと家の前どころか病院、しかもベッドに寝かされていて、半ば無理やり体温も測られて。
気付かないフリをしていただけに、熱があると分かった途端どっと身体の疲れと怠さが押し寄せる。
宏太「涼介、今身体怠いでしょ?無理しなくて大丈夫だからさ、治してからお家帰ろう?」
…「治してから」って、絶対痛いことするじゃん!
涼介「いい…、」
雄也「いやいや良くないから。笑 」
宏太「そんなフラフラな状態で帰ってもしんどいでしょ?1人だし夜中悪化してからじゃ遅いんだから。」
そんなの自分でもわかってる、わかってるけど…。
涼介「…、なに、するの…?」
宏太「診察はいつもと同じだよ。胸の音聴いて、あーんってするだけ。まずそこまで頑張ってみる?」
…嫌だけど、それなら我慢できそう。
少しだけ頷くと、ふにゃっと笑った薮ちゃんが聴診器を持って雄也が後ろから服を捲って。
宏太「ぺったんするやつ使わないからね。はい、あーん。」
涼介「…あー、、」
宏太「よしっ、診察終わり!じゃあ雄也と一緒にお部屋移動しよっか。」
・→←Dr. Kota & Yuya × Pt. Ryosuke *
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ssfk(プロフ) - リクエストなのですが涼介くんが肺炎になり薮くんが医者をみたいです (2019年12月16日 3時) (レス) id: fa29755135 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 第一段完結おめでとうございます!そして本当にありがとうございました(;_;)私の好みの小説だったのでコメントもしすぎちゃって…ですが何度も読み返す程大好きです!リクエストしたい内容が心の中にあるので(笑)、ぜひ第二段を書いて下さる時はよろしくお願いします! (2019年12月15日 23時) (レス) id: b95e20b84f (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - いえいえ!こちらこそふゆ。さんのお話が読めて嬉しいです!ありがとうございます(*^-^*)リクエストを見てそれを文章にするのが本当にすごくて…この小説大好きです…! (2019年12月14日 19時) (レス) id: b95e20b84f (このIDを非表示/違反報告)
甅 - そう言っていただけて、とても嬉しいです…!ありがとうございます…!そして、本当に申し訳ございませんでした…! (2019年12月10日 22時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
ふ ゆ(プロフ) - 甅さん» いえいえ…!こちらこそせっかくリクエスト頂いたのに申し訳ないです。移行先でのリクエスト大歓迎ですのでその際はぜひリクエストお待ちしております! (2019年12月10日 22時) (レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふ ゆ 。 | 作成日時:2019年8月18日 22時