Dr.じゃんぷ×Pt.じゃんぷ そのご。

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side:Daiki

※退行シーン含


無事に撮影も終わったし、後は病院へ寄って帰すだけ。…なんだけど、ここに来てまさかのいやいやスイッチが入ってる。


まぁ体調悪い中一日撮影してたし、無理しちゃったのも原因のひとつ。それに加えて熱も上がってるからなぁ…。


大貴「約束したでしょ？診てみないと頭痛いの治すお薬あげられないよ。」


侑李「さっきのでいいもん…っ泣」


大貴「だーめ、あれちょっと強いから。とりあえず車から降りよう？ほら圭人と手繋いで。」


圭人「まだ何もしないからね、ゆっくりでいいよ。おんぶする？」


侑李「んっ…おんぶがいい…泣」


…これは先が思いやられるな…、笑


診察室のベッドに下ろして貰っている間に診察の用意をして向かうと、めそめそと毛布を被って出てこない。


大貴「…ちねん？潜ってたら苦しいでしょ、お顔見せて？」


侑李「やぁだ…っ」


毛布の端をぎゅっと掴んでるけど、その力は弱くて簡単に剥がせてしまう。


大貴「あっついなぁ、そのままでいいから胸の音聴かせてね。」


侑李「んん、や…っ泣」


大貴「…圭人ちょっと手伝って、このままじゃ夜まで掛かりそう。笑」


圭人「もしもしするだけだよ、頑張ろうねぇ。」


圭人に知念の手を握っていて貰っている間に聴診を済ませて、服を元に戻す。


大貴「はい、次あーん。」


侑李「…やだ…、」


圭人「苦しくないよ？ほら、大ちゃんライトしか持ってないもん。」


侑李「…やなの…っ…け…いの…っ泣」


圭人「…うん？」


半ば無理やり聴診をしたからか、既に今の知念はぐずぐずモード全開。


泣きながら途切れ途切れ何か言ってるけど、声も小さくて聞き取れない。


大貴「落ち着いてゆっくり喋ろ、ね？ちゃんと聞いてるから。」


侑李「ぐすっ……、りょーすけがいいの…っ！泣」


…それはちょっと…無理なお願いだなぁ、、笑


圭人「…山ちゃんお仕事中だからさ、今は無理かなぁ。」


侑李「やだ…っりょーすけじゃなきゃやなの…泣」


大貴「んー……あっ、じゃあこうしよう。診察とお薬頑張ったら山田に電話してあげるから。会えないけどお話はできるよ？」


侑李「…でんわ…？」


大貴「うん。知念ちゃんと頑張ったんだよ、って報告してあげる。今日は無理だけど明日はお仕事で会えるでしょ？」

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