Dr. Daiki × Pt. Yuri * ページ35
side:Yuri
あー、頭痛い…。脈打つようにズキズキ痛んで気持ち悪い。
薬飲みたいなぁ、誰か来たら気付いて薬だけくれないかな…。
そんな事を思いながらぼーっと楽屋のソファで寛いでいると、「おっはよー！」と大きな声が響く。
大貴「あれ、まだ知念だけ？俺早いじゃん、珍しい〜」
侑李「ん、おはよ大貴。」
小さく挨拶を返すと、元気が無いのにすぐ気付いてくれたみたいで心配そうに顔を覗き込まれる。
大貴「どした、具合悪い？」
侑李「んー…頭いたい…、」
大貴「熱測ろっか、ここおいで。」
大貴の膝に座ると体温計を挟んで、後ろから抱き付くように固定される。
大貴「うーん、ちょっと身体あっついかもなぁ。他にしんどいとこは？」
侑李「……ない…、」
大貴「本当？笑 まだ何もしないよ。ほら、診察道具は車に積んであるからここじゃ熱測るくらいしか出来ないし。」
診察されるのが嫌で黙ってたけど、今は何もされない事に安心して素直に症状を伝える。
侑李「…喉痛い…、」
大貴「ん、喉ね。熱は〜…37度2分、微熱かなぁ。」
熱を測り終えてすぐ、圭人が楽屋に入って来た。
圭人「おはよ〜。…あれ、ちぃちゃんお熱？」
大貴「おはよ。うん、まだ微熱だけど。今日ロケ3人だけだよね？」
圭人「そうだね、移動もするし長くかかりそうだけど…大丈夫そう？」
圭人が目の前にしゃがんで、手をおでこに当てられる。…あ、ちょっと冷たくて気持ち良いかも…。
侑李「うん、大丈夫。…ね、頭痛いからお薬欲しい…。」
圭人「え、薬？んー…良いけど出来たら診察してからにしたいなぁ。」
やっぱり。絶対そう言うと思った、いつも診察しないで薬だけはくれないもん。
侑李「やなの…っ泣 お薬飲んだら頑張れるもん…、」
これが宏太やひか、伊野ちゃんなら折れてはくれないはず。
…でも今日の相手は大貴と圭人。頼み込んだらお願いは聞いてくれると踏んで我儘を言ってみた。
圭人「…どうしよっか、笑」
大貴「えー…んーまぁ熱も高くないしね、痛み止め一回分なら良いよ。ロケの間だけでも楽にしてあげたいし。」
…ほら、予想通り！鞄から薬を2錠だけ出して、冷蔵庫のペットボトルの水と一緒に手渡してくれた。
侑李「やったぁ、ありがとっ。」
大貴「仕事はしても良いけど、熱上がってきたら終わったあとで病院行くからね。」
えぇ、嫌だなー…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 586人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふ ゆ。(プロフ) - くるさぼさん» Dr.伊野尾くん了解です〜！沢山のリクエスト頂いておりまして確実なお約束は出来ないのですが、参考にさせて頂きます^ ^ (2020年6月10日 22時) (
レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
くるさぼ(プロフ) - 医者は伊野尾くんでお願いします (2020年6月9日 19時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
ふ ゆ。(プロフ) - くるさぼさん» リクエストありがとうございます〜！Pt.光くん、サポート薮くんで大丈夫でしたかね？お医者さんでご希望のメンバー居ましたら教えてください^ ^ (2020年6月8日 22時) (レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
くるさぼ(プロフ) - パニックおこした光くんが医者の薮くんに支えてもらいながら採血をするのがみたいです。 これからも自分のペースで頑張って下さい。応援してます (2020年6月8日 22時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
くるさぼ(プロフ) - Twitterしてないので、こちらでリクエストさせて頂きます。光くんが貧血の症状が酷くて、倒れてしまいます。それで、検査をする為に採血を行おうとするが、過去に無理矢理やられた事がトラウマがあり、その事思い出してパニックを起こしてしまいます。 (2020年6月8日 22時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふ ゆ 。 | 作成日時：2020年5月24日 21時
