Dr. Kei × Pt. Ryosuke * ページ40
side:Kei
久々の歌収録、それも2人で色々と案を練ってやっと完成したユニット曲初めての披露の場。
隣でスタッフさんに細かな演出を指示する山田の顔をちらちら見るけど、さっきから気になっている事があって。
何となく調子悪そうなんだよね。…って言っても本人は自覚してないっぽいし、確信も持てない。
うーん、気のせいかな…朝はどうだったっけ?普通に挨拶して楽屋入りして、確かソファに座ってて…顔色が悪かった気もするような…
涼介「…ちゃん、伊野尾ちゃんっ!」
慧「…あ、ごめん。考え事してた。笑 なに?」
涼介「もう、しっかりしてよ。久しぶりに歌えて嬉しいのは分かるけどさぁ。笑 …でね、あそこの演出なんだけど…」
目をキラキラさせてあれこれカメラワークや演出方法を提案する山田は生き生きしていて、具合が悪そうだというのは俺の思い過ごしかとも感じ始めた。
…でも、打ち合わせが終わってリハに入ってすぐ。やっぱり嫌な予感は当たっていた。
涼介「…っ、はぁ…、」
慧「やまだ〜…?しんどいな、一回座ろっか。」
ライトが当たっていざダンスを始めると、一曲終わった途端苦しそうにその場に蹲って頭を押さえてる。
慧「頭痛い?他に具合悪いとこある?」
涼介「ん…っ気持ち悪い…」
慧「吐きそう?…まだ大丈夫か、楽屋戻って熱測ろう。」
幸い俺らは4つに分かれたユニットの中でも一番最初にリハが始まったから、次のメンバーに事情を説明して順番を後回しにして貰った。
フラフラな状態の山田を連れて楽屋に戻ると、残っていたメンバーが心配そうに見つめている。
侑李「えっ、涼介どうしたの?リハーサルは?」
慧「頭痛いんだって、裕翔達に順番変わってもらった。…ごめん、体温計持ってきてくれる?」
知念が体温計を持って来てくれている間に大ちゃんがソファにクッションと毛布を用意して、すぐに横になれるようセットしてくれた。
慧「ゆっくりでいいよ、そこに横になろっか。」
涼介「っ、はぁ、痛い…っ泣」
慧「痛いねー…カーテン閉めて部屋暗くするね。明るいと酷くなっちゃうから目閉じてな?」
知念から受け取った体温計を挟ませておでこに触れるけど、熱は高くなさそう。一時的な緊張性の頭痛かなー…
涼介「…のちゃ、鳴った…、」
慧「ん、ありがと。…37度4分、微熱かな。寒気はしない?」
涼介「うん…、」
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ふ ゆ。(プロフ) - くるさぼさん» Dr.伊野尾くん了解です〜!沢山のリクエスト頂いておりまして確実なお約束は出来ないのですが、参考にさせて頂きます^ ^ (2020年6月10日 22時) (レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
くるさぼ(プロフ) - 医者は伊野尾くんでお願いします (2020年6月9日 19時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
ふ ゆ。(プロフ) - くるさぼさん» リクエストありがとうございます〜!Pt.光くん、サポート薮くんで大丈夫でしたかね?お医者さんでご希望のメンバー居ましたら教えてください^ ^ (2020年6月8日 22時) (レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
くるさぼ(プロフ) - パニックおこした光くんが医者の薮くんに支えてもらいながら採血をするのがみたいです。 これからも自分のペースで頑張って下さい。応援してます (2020年6月8日 22時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
くるさぼ(プロフ) - Twitterしてないので、こちらでリクエストさせて頂きます。光くんが貧血の症状が酷くて、倒れてしまいます。それで、検査をする為に採血を行おうとするが、過去に無理矢理やられた事がトラウマがあり、その事思い出してパニックを起こしてしまいます。 (2020年6月8日 22時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふ ゆ 。 | 作成日時:2020年5月24日 21時