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side:Daiki


大貴「…伊野ちゃ〜ん…?」


流石に合鍵は持っていないから、コンコン、とドアをノックする。


マンションの下に着いてインターホンを押すと無言でロックは解除してくれたけど、なかなか部屋から出てこない。


…というかそもそも俺がここまで迎えに来たのは、高木の予想通り約束の時間になっても現れなかったから。苦笑


どうすっかなぁ、一回高木に連絡しようかな…


スマホを取り出して連絡先から高木の名前を探していると、目の前のドアが開いて暗い顔した伊野ちゃんが出てきた。


大貴「おー、おはよ。なぁんだ、居たならすぐ開けてよ!笑 」


慧「…うん、ごめん。」


のろのろと鍵を掛けて歩き始めた伊野ちゃんはどんよりしたオーラが半端なくて、こんなに暗い表情は初めて見たかもしれない。


なんて声を掛けたら良いか分からなくて、無理やり明るい雰囲気にしようと試みる。


大貴「…まぁほら、ちゃんと原因見つかれば安心できるじゃん!高木もさ、なるべく苦しくないようにやってくれるって。」


立ち止まってくるりと振り返った伊野ちゃんは、「心配掛けてごめんね、」と俺の頭を一回撫でて薄く微笑んだ。


…伊野ちゃんの方が不安だろうに、俺が励まされてるんじゃなぁ。


病院に着くと高木はもう準備を終わらせていて、時間よりも遅れてきた事には何も触れなかった。


雄也「どう、まだ調子悪い?昨日あげた痛み止め飲んだ?」


慧「うん、飲んだけど…あんまりかな、時間経つとやっぱり痛いし。」


雄也「そっか。…まず診察して、採血してから検査しようと思うんだけど。…大丈夫そう?」


慧「…ん…、」


小さく返事をした伊野ちゃんは、高木の指示通り椅子に座ると素直に診察を受け始める。


雄也「よし、じゃあ次採血ね。両腕見せてくれる?……んー…左かな、親指中に入れて動かないでね。」


大貴「…、」


嫌だと言うことも暴れることもない伊野ちゃんの付き添いなんて本当にいるのかな、とも思うけど。


診察と採血が済んで、検査の準備に入ると途端に顔色が変わっていった。

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ふ ゆ。(プロフ) - くるさぼさん» Dr.伊野尾くん了解です〜!沢山のリクエスト頂いておりまして確実なお約束は出来ないのですが、参考にさせて頂きます^ ^ (2020年6月10日 22時) (レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
くるさぼ(プロフ) - 医者は伊野尾くんでお願いします (2020年6月9日 19時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
ふ ゆ。(プロフ) - くるさぼさん» リクエストありがとうございます〜!Pt.光くん、サポート薮くんで大丈夫でしたかね?お医者さんでご希望のメンバー居ましたら教えてください^ ^ (2020年6月8日 22時) (レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
くるさぼ(プロフ) - パニックおこした光くんが医者の薮くんに支えてもらいながら採血をするのがみたいです。 これからも自分のペースで頑張って下さい。応援してます (2020年6月8日 22時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)
くるさぼ(プロフ) - Twitterしてないので、こちらでリクエストさせて頂きます。光くんが貧血の症状が酷くて、倒れてしまいます。それで、検査をする為に採血を行おうとするが、過去に無理矢理やられた事がトラウマがあり、その事思い出してパニックを起こしてしまいます。 (2020年6月8日 22時) (レス) id: a9f01a33e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふ ゆ 。 | 作成日時:2020年5月24日 21時

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