Dr.じゃんぷ×Pt.じゃんぷ そのさん。

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side:Yuri

侑李「うっ…げほっ、んん…っ！泣」


大貴「…よし、もう1番苦しいところ終わっちゃったよ。…あー、ここかなぁ…。」


「一緒に見てみる？」なんて言われて、モニターを見たけど何だか不思議な感じがする。


今まさに自分の胃の中を覗いてると思うとね…。苦笑


大貴「ここね。少し赤くなってるのわかる？軽い胃炎ってとこかな。変な病気とかじゃないから心配しなくて良いよ。」


大貴は指差しながら説明してくれて、薬を飲んで調節する事になった。


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大貴「はーい、お疲れ様。…疲れたね、笑 ちょっと休んでこっか。」


侑李「ん…、」


終わったと同時にどっと疲れが押し寄せてきて、待合室のソファに体を沈めていると大貴も隣に座る。


大貴「でもまぁね、良かったじゃん。安心したでしょ？」


侑李「うん…もうやらないけどね。」


本音をぶつけると、「何だよ〜、結構上手くやれたと思うけどなぁ？」なんてケラケラ笑ってる。


大貴が下手だった訳じゃないんだけどね。怖いし苦しいし、出来ればもう2度と御免だな。笑


侑李「ねー、ココア飲みたい。…買って？」


大貴「あれ、言ってなかったっけ？検査後1時間くらいは飲食しちゃダメなんだよね。」


侑李「えぇ…。」


でもね、さすが大貴。車で家まで送ってくれてから、ポケットから出して渡されたのはちょっとぬるくなった缶のココア。


侑李「…！」


大貴「頑張ったからね、ご褒美。まだあと20分くらいあるから家帰ってからだよ？」


もう、子供扱いしすぎ。笑 …嬉しいけど。


薬を飲んだら大分良くなって、その日は安心して眠りにつけた。ありがとね、大貴。


fin.



　

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