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side:Kei
…うーん、困ったなぁ、、
いや、最初からすんなり治療に入れるとは思ってなかったけどさ。でもこんなに拒否られるのも予想外。笑
涼介「やっぱいい…も、帰る…泣」
慧「痛いままだよ?そこまで進んでると自然に治らないからさ。切るって言ってもほんの少しだし、ね?」
涼介「ぐすっ…やぁだっ…泣」
…やっぱり頼るしかなさそうだな。1人でもいけると思ったけど、念の為さっき連絡しておいて正解だった。そろそろ来るかな?
コンコン、とドアをノックする音がして、颯爽と現れた裕翔。急遽予定を確認して、空いているようなら補助をして欲しいと頼んだら快く引き受けてくれた。
裕翔「やっほ、やまどんな感じ?…あー、まだぐずぐず山ちゃんか。笑」
慧「おー、早かったね。ありがとねわざわざ、ちょっと俺1人じゃ説得しきれなかった。」
裕翔「いや、難しいでしょ。もう診察は終わったの?」
慧「うん、あと治すだけ。」
いきなり診察室に入ってきた裕翔に驚いたのか、フリーズしている山田。ぽかんと口を開けて、泣くのも忘れている。
裕翔「やま、お耳痛いんだって?伊野尾ちゃんから連絡貰って俺、心配して様子見に来ちゃった。」
涼介「ゆーと…、」
裕翔「俺も一緒に居るからさ。頑張って治してもらおう?」
涼介「ん…でも…っぐす、痛いもん…っ泣」
裕翔「そうだねぇ、でも酷くなる前に治さないと中耳炎って怖いからさ。難聴とか再発とか…やまもお仕事休むの嫌でしょ?」
仕事というワードには弱いのか、黙り込んでしまった山田の背中を優しく撫でる裕翔。
裕翔「そりゃあ全然痛くないのは無理かもしれないけど…でもちゃんと麻酔もするし、そんなに長く掛からないよ。ね?」
裕翔の穏やかで、諭すような声に山田も少しずつ落ち着きを取り戻していく。
慧「…どう、頑張れそ?」
本当はどうしても今日が無理そうだったら強めの鎮痛剤を出して明日以降でも良いと思ってたんだけど、山田はゆっくり頷いた。
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ふ ゆ(プロフ) - もものすけさん» リクエストありがとうございます。なるべくお話が被らないように書いておりまして、Dr.有岡くん×Pt.山田くんのインフルエンザのお話はパート1の方で一度書いている為難しいかもしれないです> < (2020年4月14日 15時) (レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
もものすけ(プロフ) - リクエストいいですか?山田くんがインフルエンザになってしまうのが見たいです!医者は大ちゃんでお願いできますか? (2020年4月13日 1時) (レス) id: f1082783eb (このIDを非表示/違反報告)
ふ ゆ(プロフ) - みーさん» 提案ありがとうございます!参考にさせていただきます^ ^ (2020年4月3日 22時) (レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - ごめんなさい こちらから失礼します 雄也くんをもうちょっと出して欲しいです 雄也くんと慧くんがお医者さんで涼介くんが患者さんのお話を希望します (2020年3月30日 11時) (レス) id: f0fa747bea (このIDを非表示/違反報告)
ふ ゆ(プロフ) - 【お願い】リクエストは現在停止中ですので、ここにコメント頂きましてもお受けすることが出来ません。募集する際にはこちらからお知らせしますので期間内にお願い致します。 (2020年3月29日 23時) (レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふ ゆ 。 | 作成日時:2020年3月6日 15時