Dr.じゃんぷ×Pt.じゃんぷ そのさん。

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side:kota


漸く病院まで連れて来ることが出来て一安心…と言いたいところなんだけど、問題はこの後の診察だよね。


光「聴診するからそれちょっと脱げる？…あー、裾持ち上げるだけでいいよ。」


光が主に診察に回って、俺らは補助なんだけどこれがまぁ大変で。


侑李「んーっ…これやぁ…、、泣」


光「…ごめんね、ちょっとお喋り我慢して笑 」


聴診が終わったかと思えば、今度は喉を診るのが嫌だってぐずるからね。笑


侑李「…それおえってなるから嫌い…、」


光「えー、じゃあ大っきくあーんできる？」


侑李「できない…っ」


宏太「それ使わないってよ？ほら、あーん。」


侑李「…ぁー…」


光「んー…よしっ、いいよ。」


そこまで終わったところで眠くなってきたのか、目を擦り始める知念。疲れちゃったかなぁ…


宏太「…ちねんー？眠くなっちゃった？」


侑李「…んー、、」


ダメだ、もう半分眠ってる…苦笑


雄也「隣の個室のベッド空いてるよ。寝かしとこっか？帰る時起こせばいいし。」


光「あーうん、じゃあそうしようかな。悪いけど運んでもらってもいい？多分もう歩かないと思う、笑」


雄也「知念おいで、…よいしょ、っと…」


慧「おぉ…お姫様抱っこなんて久々に見た。笑」


知念が寝たのを見計らって雄也がそのまま点滴を入れたんだけど、そろそろ終わるかというタイミングでそれは起こった。


侑李「んーんっ…痛くないもん…泣」


光「痛くない訳ないって、こんなに腫れてるのに。」


点滴を外しに行ったはずの光がなかなか戻ってこない。…し、隣の部屋からは何やら説得する声が聞こえて来る。


宏太「…どしたぁ？」


侑李「こーたぁ…っひかがもっかいちっくんするって言う〜…泣」


…うん？意味が飲み込めずふと上の輸液パックを見ると、ほぼ無くなっているはずの薬は1/3程度で止まっている。


おまけに光が押さえている知念の腕は針を刺したところが赤く腫れていて、一目で漏れてしまっていることが分かった。


宏太「あらら…一回冷やそっか、保冷剤貰ってくるね。」

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