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センセイ「Aさんの癌が転移しています。まだ命に関わるような場所ではないのですが手術が必要です。しかし、Aさんは手術を望んでいません。ですので手術以外で治療をさせていただきます。1〜2ヶ月ほど治療入院していただきます。」


先生は丁寧に説明してくれた。前にわたしが手術をしないってゆう意思を尊重してくれていた


『…そ、うですか。1〜2ヶ月ですか?…』

センセイ「はい。大体そのくらいの期間になります」

オンマ「Aッ…。手術をしましょう。」


ママは泣きながらそう言った。アッパとソヒも泣きそうな顔でみていた


『ごめん…オンマ。わたしは手術はしない。限られた時間を一生懸命生きるから』


わたしは目を逸らさずオンマに伝えた。オンマの目から溢れ出す涙に申し訳ない気持ちでいっぱいだった


『先生入院します。ですが、3日ほど時間ください』

センセイ「はい。では入院手続きをしておきますので、3日後の10時に待ってます」

『はい分かりました。ありがとうございます。』

センセイ「では、失礼いたします。」

先生はお辞儀をして出て行った


『ソヒ、SORAが長期休暇に入ることを公式で出してもらうよう、社長に伝えてもらっていい?』

ソヒ「分かった。…A、あなたの気持ちを最優先していく、だけど辛いこと苦しいことも溜め込まないでちゃんと言いなさい。分かった?」

『うん、ありがとう』

ソヒの言葉に泣きそうになったが、笑顔でお礼を伝えた

『オンマ、アッパ、久しぶりだね。元気だった?久しぶりの再会がこんな形でなんて…ごめん』

アッパ「ああ、元気だったよ。Aのこと心配してたんだ。だから会いにこれてよかったよ」

オンマ「そうね。ほんとあなたは無理ばかりするんだから」

そういうとオンマはわたしの頭を撫でた


『この3日間、釜山に帰ろうかな』

アッパ「おお、いいじゃないか。帰っておいで。ウジナも喜ぶぞ。大好きなお姉ちゃんが帰ってきたら』

『ふふふ、ウジナいるの?』

オンマ「来年の4月くらいかしら?produce101 season2のオーディションがあるのよ。それに参加する前に1週間休みをもらえたみたいで帰ってきてるわよ」

『そうなんだ。ウジナデビューして欲しいな』

オンマとアッパと話すのは久しぶりで幸せだった



ソヒ「じゃあ、点滴終わったら帰っていいみたいだからあと少しだね。シウオッパに電話してくるから」


とソヒは出ていった



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作者名:キキ | 作成日時:2019年4月16日 21時

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