上京したら犬系&猫系男子に拾われました 2

♯59　さとりーぬはうす ページ9

爽葉side




いや、もうなんか疲れてきたわ……。




萌はオタクっぷりが今までにないくらい溢れてるし、晴夏は発言ひとつひとつツッコまないと伝わらないし。



しかも目の前には推しグループのメンバーがいて、1年分の感情が一気に来た感じ。



Aがいれば少し良くなるかな、と思ったけど、AはAで天然だし。




莉犬「あ、そういえばみんなはどうして家に？」




晴夏「Aに会いに来ました！」




莉犬「そうだったの？じゃあ中にどうぞ！」




寒い中ごめんね〜、と玄関のドアを開けてくれた。



リビングに座ると隣にさとみくんが座った。




さとみ「お疲れ。メンバー賑やかだから大変でしょ。」




うわぁ……イケメン……。



さすが気づかえるすとぷりの最年長。



なーくん寄りの箱推しだけど、これは惚れる。




爽葉「まぁ……。




でも、好きで一緒にいますから。」




さとみ「……そっか。だよね。」




さとみくんは優しく笑った。



と、突然ドアが開き主役が入ってきた。




『みんな！久しぶり！ホントに来てくれたんだ〜！』




Aが嬉しそうにおくから走ってきてくれた。




爽葉「かわいい……。」




笑顔のAに思わず言葉を漏らしてしまう。




爽葉「あ、すみません。つい心の声が。」




『みんな、もしかして二人に伝えてくれるの？』




「「「あ。」」」




キラキラした目で私たち(からめろメンバー)を見た。



そこで思い出した。






私たちがなんのためにここに来たのか。

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