上京したら犬系&猫系男子に拾われました 2

♯58　推し ページ8

萌side



色々あってAの家に来た私たち。




莉犬「ふぇ？」




え？



まって、まって……目の前に推しがいるぅ〜！



え、命日かな？



私死ぬんかな？



もう悔いないわ〜。



てか、反応可愛すぎん？



ふぇ？なんて言ったことないし、言ってる人見たことないよ〜。




目の前に突然推しが現れて色々な感情が入り混じった。




「ん？どした？莉犬。」




と、現れたのは




「「「さとみくん!?」」」




そう、すとぷりの桃色さん。



さとみくんがいた。




さとみ「え？あ〜こんちわ。んで、どちら様？」




固まっている莉犬くんとは対照的に興味あり気に聞いてきた。




晴夏「あ、私はしゅいです！」




爽葉「違う違う。これプライベートだから。」




晴夏が炸裂した天然に冷静に突っ込む爽葉。



と、返ってきたのは意外な言葉だった。




さとみ「え、しゅい？からめろの？」




「「「え？知ってるんですか？」」」




あまりの驚きにハモり、顔を見合わせる。




莉犬「あははっ仲いいね〜。からめろ知ってるよ！割と古参かもね！」




萌「推しに認知されてるとか幸せ過ぎ〜！あ、ちなみに私はさくらです！」




目の前の推しに緊張しながら自己紹介する。




莉犬「え？マジ!?俺の推しだよ！声でなんとなく分かったけど。」




え……嬉しい！



推しに推されてるの？



夢なのかな。




思い切り自分のほっぺを叩いてみる。




萌「いった……。」




爽葉「でしょうね。」




驚いた目で私を見ているみんなに対して爽葉は呆れたように言う。




萌「ってことは現実だ〜！」




私のほっぺはヒリヒリした。



でもそのヒリヒリさえ嬉しかった。

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