上京したら犬系&猫系男子に拾われました 2

♯57　回想 ページ7

爽葉side



〜回想〜




晴夏「配信10前！みんな揃ったね！」
　



晴夏はディスコードに入ると確認した。




「「「うん！」」」




萌「そういえばAがギリギリなの珍しいね。」




萌が音量の調節がてらAに言った。




『あー、二人が帰ってくる頃だと思って夜ごはん作ってたの。』




時間がかかっちゃってとはずかしそうに笑うA。




爽葉「へぇー。その二人ってAの活動のこと知ってるの？」




『いや、知らないよ！だけど、どう説明したらいいか分からなくて……。』




萌「じゃあ！私たちで今度説明しにいくよ〜！」




突然そんなことを提案する萌。



断られるでしょ、と思っていたが




『え？いいの!?じゃあ今度おねがいします！』




Aは嬉しそうに言った。




ﾎﾞﾌｯ




あ、戻った。




萌「ってことがあったじゃん！」




爽葉「まぁ、そうだけど……。」




かたに手を乗せる萌に対し、冷静に返す。




晴夏「じゃあいいよね！こんにちはー！」




挨拶と同時にチャイムを鳴らす晴夏。




爽葉「え……ちょっ、大丈夫？」




「はーい！今行きまーす！」




止めるのも間に合わず、家の中から誰か出てきそうだ。




萌「今の声誰？推しの声に似てるんだけど〜！」



晴夏「確かに中性的な可愛い声だったね。」



爽葉「どこかで聞いたことあるような……。」




そんなことを話していると、ドアが開いた。




「どうしました？」




と、そこには赤い髪にケモミミ、黄色と紫のオッドアイの有名歌い手。




「「「えー!?莉犬くん!?」」」




そう、莉犬くんがいた。




莉犬「ふぇ!?」

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