上京したら犬系&猫系男子に拾われました 2

♯75　勉強 ページ15

爽葉side




晴夏「このメンバーでライブ行こ！」




また何か言い出したよ……。




マイクの裏で台パンしたのかドンっという音も聞こえる。




確かその時期は私たちもライブの準備あるし忙しいでしょ。




爽葉「晴夏……私たち丁度そこらへん忙しいs……
萌「いいじゃん行こ！」




説明しようとした私の声に萌の声が重なった。




爽葉「え。」




晴夏「じゃあ決まり！


Aはライブまでにすとぷりについて勉強してくることを宿題としようではないか。」


『わかりました、先生！』


萌「楽しみだね〜！」




3人でノリノリで話を進めている。




君たち、置いていかれた私の気持ち考えたことある？




爽葉「ストップ、話進めないで。


その時期はからめろの初めてのライブに向けて色々準備しないとなんだよ？」




『そっか……。』




と、悲しそうな声のA。




やめて？



何か罪悪感すごいから……。




晴夏「じゃあ、勉強してくればいいじゃん。」




Aに対して罪悪感を抱いていると晴夏が当たり前、とでもいいたげに口にした。




爽葉「はい？」




晴夏「ホンモノのライブを見たほうが絶対いいライブを作れると思わない？」




萌「たしかに〜！」




それは……



そうかもしれない。



超有名な歌い手のライブなら学べることもあるはず。




爽葉「そうだね。行こう。みんなで。」




私がそう言うと




からめろ「いいの!?」




と、弾むような声が聞こえた。




爽葉「そのかわり……絶対4人が抽選に当たることが条件ね？」




こうしてすとぷりのライブに行くことが決まった。

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