♯46 いつかは…… ページ46
莉犬side
莉犬「そんな事で最近様子がおかしかったの?」
『え……。』
案の定、Aは驚いた顔をした。
さとみ「俺たちの友情、そんな脆いと思ってる?
ゴメン。強く言い過ぎた。」
さとみは少し強めの口調で真剣に問いかけた。
莉犬「つまりね、Aが心配しなくても、俺たちはずっと仲がいいってことだから。」
少し空気が暗くなってしまったのでAの頭を撫でて優しく言った。
ああでも言わないとAはずっと気を使う気がした。
さとみ「そ。だから俺たちのことは深く考えすぎなくていいから。」
『……さとみさん、莉犬さん、ありがとうございます!』
Aは笑顔でそういった。
莉犬「……かわいい……。」
ふとそんなことを声に出してしまった。
あ……ヤバ。
Aを見ると気づいていない模様。
さとみを見るとニヤニヤと笑っている。
莉犬「あ……り、料理が冷めちゃった!温め直さないと!」
誤魔化すように大袈裟に言った。
3人分の料理を見てこんなことを考えた。
……今はまだ、自身を持って言えないけど
いつかは言うんだ……。
___好きです
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作者名:。。。くるみ。。。 | 作成日時:2021年6月21日 17時