♯45 悩み ページ45
莉犬side
『できましたよー!』
Aの声に作戦会議を止める。
お互いに目を合わせ頷きあう。
さとみ「Aさ。」
Aが座ったのを見て声をかける。
『はい。』
莉犬「何か……悩んでることない?」
『え?なんですか急に。……何もありませんよ!』
案の定作り笑いで答えるA。
莉犬「最近様子がおかしいなって、思ったから。」
さとみ「さっき言いかけてたのは何?」
『え……?』
さとみが冷静に言うと少し焦ったような気配になった。
さすがさとみ。
落ち着いていて言葉選びが上手いなぁ〜。
さとみ「莉犬が帰ってくる前になにかいいかけてたよね?」
『それは……。』
莉犬「もし良ければAの重荷になっていること教えてくれない?」
Aは決意した表情をした後話してくれた。
過去のこと、今の悩みのこと。
『私が関係を壊してしまったらと思うと……気が気でなくて……。』
莉犬「……Aがそんなに悩んでくれてたのは知らなかったけど
そんなことで最近様子がおかしかったの?」
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作者名:。。。くるみ。。。 | 作成日時:2021年6月21日 17時