♯14 電話 ページ14
Aside
東京の生活にもなれてきた頃、私は暇していた。
さとみさんも莉犬さんも、昼間と日曜日の夜はずっとパソコンに向かっているため私は何もすることがなかった。
そろそろ働かないとな……。
生活費頼りすぎている気がする。
それに比べてさとみさんも莉犬さんも一日中家にいる時だってあるのにどんな仕事をしているんだろう。
そんなことを考えていると、晴夏から電話がかかってきた。
【A】
もしもし晴夏!どうしたの?
【ハルカ】
どうしたのじゃないよ!心配だから定期的に声聞こうと思って!
あ〜前に言ってたなぁそんなこと。
【A】
あはは、心配しなくていいのに〜。
【ハルカ】
いや、心配するでしょ!Aは鈍いところがあるし……
とブツブツなにか言っていた。
【A】
え?
よく聞こえないので聞き返した。
【ハルカ】
なんでもない!てか、今度遊ばない?私のバイト仲間もいるけど。
働きたくないとか言ってたから気になってたけどバイトしてるんだ。
と、少し失礼な事を考えながら答えた。
【A】
いいよ!あれ晴夏、バイトしてるの?私今、そろそろ働かないとな〜って思ってたとこなの。
【ハルカ】
え?そうなの?じゃあうちの店(自分のじゃない)おいでよ!紹介してあげるから!
【A】
いいの?ありがとう!話したいこともいっぱいあるしまた連絡してね。
そう言って切ろうとすると
【ハルカ】
待って!どうでもいい話なんだけどYou ○ubeで「からめろ」か、「からーめろでぃ」って調べてみて!んじゃあまた!
と、勧められて切られた。
“からーめろでぃ”か、見てみよっかな。
そう思ってYou ○ubeを開いた。
80人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:。。。くるみ。。。 | 作成日時:2021年6月21日 17時