夏初月 -ナツハヅキ- 【 名前変換オリジナル 】

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久しぶりに部活がオフの日で
同じクラスの奴ら何人かと遊んだ帰りだった。

永野さんのクラスの集団に遭遇したのは。


違うクラスだけど知り合いが数人いて
しかも運の悪いことに
そいつらがその集団の幹事だったから


知り合いは皆友達
という典型的な陽キャ思考に巻き込まれて

隣クラスの集団の花火に
参加することになったのだった。





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俺が一緒にいた友達たちは
女子と花火ができることに舞い上がって

帰りたいなんて思っている俺には全く気付かず。



いいけど、別に。

この嬉しそうな人たちの中で
1人帰るなんて空気の読めないこと
その場でしちゃったら、他が気遣うだけだし。





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なんの関わりのない人たちと
話を繋ぐというのは
なんて面倒なんだと思う。

それが逆に楽しい人もいるんだろうけど。


だから人間関係は別に狭くていい。

他クラスの集団と仲良くするのは
俺にとっては魅力的じゃなかった。


適当に時間をつぶして
頃合い見つけて静かに姿を消そう、


端からそう思ってた俺は
ロケット花火打ち上げという最大の盛り上がりポイントで

しれっと距離の離れた場所へうつったのだった。






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それがまさか
1人の女の子を見つけるきっかけになるなんて

思いもしてなかったのだけど。




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