_____ ２５５ ページ5
.
side. A
角を曲がるとひかるくんの家から出てきたたつやくんと佐久間くんが見えた。
慌ててブレーキを踏む。
そのまま車へ乗り込んで私とは逆の方へ向かって行った。
急な出来事すぎて鼓動が早く動く。
……たつやくんちょっと疲れてたっぽいけど大丈夫かな。
そうさせてるのは私か。
はあ…とため息つきつつ駐車場に車を停めて家の中へ入る。
久々の実家、仏壇に手を合わせて自分の部屋へ向かうとチャイムが鳴った。
……もしかして、って早くなる鼓動を抑えながらドアスコープから覗き込むと
岩｢Aいんでしょ、あけて｣
ってひかるくんがいた。
ほっと胸を撫で下ろす。
｢………どうして分かったの？｣
岩｢散歩しようと思ってたら車あったから｣
｢…そっか、入って｣
岩｢あの人たちかと思った？｣
ドキン、と心臓の音を大きく立てる。
岩｢Aの事探しについさっきまで俺ん家いたよ。まじで時間差だと思う｣
｢……そっか｣
岩｢何があった？｣
｢……長くなるしだいぶ端折ると、フラレたから出てきた、かな｣
岩｢……お前もあの人に似てんな｣
え？とひかるくんを見ると少し悲しそうに『あの人も俺に長くなるからってなんも話してくんなかったよ』って。
たつやくんと言ってる事が一緒で、
四六時中一緒に居たから似てきてたんだなって私まで辛くなった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4709人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たぁゆぅ(プロフ) - みなみさん» はじめまして、コメントありがとうございます(*´∀｀)そう言っていただけて凄く嬉しいです(；＿；)こんな作品でよければぜひいくらでも真似してください！！！！そう言って貰えるような作品に仕上げることが出来てうれしいです(；＿；) (2021年1月15日 20時) (
レス) id: 226358b0ec (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 初めまして!!こんなにスラスラと読める小説は初めてです!!もう最終回っ？って感じであっという間でした!!主さんの小説を少し参考にさせていただきたいんですけど、大丈夫ですか？ダメだった大丈夫です！ (2021年1月15日 18時) (レス) id: dfb9821b45 (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - モモチさん» わわ！ありがとうございます(；＿；)感情移入して頂けるような作品と言っていただけて嬉しいです(≧▽≦)ありがとうございます(*´∀｀)これからもよろしくお願いします！！(≧▽≦) (2020年5月9日 9時) (レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
モモチ - 今まで読んだ作品の中で一番好きです。感情移入しすぎて苦しくなったのは初めてです(笑)一生分くらいの小説書いて欲しいくらい好きなので更新頑張ってください！楽しみにしています！ (2020年5月8日 14時) (レス) id: 45dd5023bb (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - みんとさん» いつもご愛読ありがとうございます(≧▽≦)わわ！ポスターのたつやくんごめんなさい！！！！(焦)これからもよろしくお願いします(o^^o) (2020年5月7日 22時) (レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たぁゆぅ
| 作成日時：2020年5月4日 16時
