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鍋が出来て、席につく。
テレビの音がしない、
鍋の音だけがずっと響いてる。
頂きます、と手を合わせて食べ始めたたつやくんが｢美味しい｣って笑ってくれた。
………わらって、くれた。
｢よかった｣
深｢………A｣
｢んー？｣
深｢………さっき、Aに言われたから話すわけじゃないんだけど｣
ドキン、と心臓が変な音を立てた。
きっと朱里さんの話だ。
｢…うん｣
深｢前にここに元カノと住んでた、って言ったと思うんだけどさ…｣
…………また、たつやくん手が震えてる。
朱里さんが絡むと必ず震えて、悲しそうな声になる。
なんでそんなに自分を追い詰めるの…？
｢……無理に話さなくても大丈夫だよ？｣
深｢…いや、聞いて欲しい。今じゃないと言えない気がするから｣
下を向いたたつやくんがまた少しずつ口を開き始める。
深｢…Aの部屋を使ってたのは、元カノの弟で、………今の、元カノの彼氏｣
｢……うん｣
知ってたよ、なんて言えないわたしは
静かに頷くことしかできずにただただ聞いてるだけ。
小さすぎ。
何も言えない。
深｢朱里……って言うんだけど、朱里とは高校の同級生で学年一の美女って言われてた。
でもあいつはどこか寂しそうな表情をいつもしてて、親がいないって聞いて親近感湧いて
…気づいたら好きになってたの。
可哀想とか言うそんな最低な気持ちではないんだけど。
だから近づいて、当時彼氏いたけど諦めらんなくて
放課後は友だちと遊びに行かずすぐ教室出てくから何してんのかと思ったら
夜中までバイトして朝一でまたバイトしてそのまま学校。
いっつも寝不足だったからノート見せてたら仲良くなって、卒業までにはだいぶ近付けたと思う｣
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たぁゆぅ(プロフ) - ちーちゃんさん» 今たぁゆぅは他担狩りをたつやくんの代わりにやっておりまして！！(やめろ)嬉しいです！！ありがとうございます(≧▽≦)(≧▽≦) (2020年5月4日 10時) (
レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん(プロフ) - 渡辺担なのにふっかに惹かれる〜〜〜！！！！滅茶苦茶きゅんきゅんしてドキドキしながら読んでます！ (2020年5月3日 17時) (レス) id: d8fec38979 (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - bye2pushikoさん» うわああありがとうございます(；＿；)たつやくん思わせぶり………なおしてほしい………(黙) (2020年5月2日 12時) (レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
bye2pushiko(プロフ) - ふっかの行動ひとつで胸がギュッと締め付けられる小説で、ドンドン引き込まれます。 (2020年5月2日 1時) (レス) id: 55aa7b1106 (このIDを非表示/違反報告)
たぁゆぅ(プロフ) - まゆさん» わわわ！ありがとうございます(；＿；)ハッピーエンドになるとができるように願っていてください(*´∀｀)ありがとうございます！頑張ります(>_<) (2020年4月29日 11時) (レス) id: ae0830611b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぁゆぅ
| 作成日時：2020年4月26日 10時
