フタマタ (ページ26)

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おれんじ

忠義、今日も遅いんかな、

寂しい...

会いたいわ、

はよ帰ってきてー、

そう思いながら、ベッドに倒れる

《ピロリン♪》

携帯が鳴った、

「忠義？」

あ、違った、

〝横子〟

なんだ、横子ちゃんか、

珍しいな、

─────────────────

〝今日、ひま？〟

〝暇やで〟

〝本屋行くんやけど、付き合ってくれへん？〟

〝ええけど、
　なんで、俺なん？〟

〝別にええやん、暇なんやろ？〟

〝分かった、どこの本屋いくん？〟

〝英斗図書。
　倉子もおるから〟

〝了解(*´･ω･｀)b〟

────────────────────

俺は、家を出て、本屋へ向かった。

横子ちゃん、久々やな、

横子ちゃんはな、俺の初恋やねん、

俺かて、ちゃんとした恋はしたことあるんよ、

女の子との最初で最後の恋やけどな、←多分...

倉子ちゃんも、中学生以来やん、

中学の頃忠義と付き合ってたんやで、

今考えると、めっちゃ嫉妬するわ、

#

本屋について、

横｢まるー！｣

｢横子ちゃん、久々やな、｣

変わらんな、

倉｢私、邪魔でしたかー？｣

倉子ちゃんが顔を除かせて見る、

｢そんなこと無いよー｣

横｢そうやで、はよ中はいろ、｣