Bittersweet【黄】 (ページ7)

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〈Your side〉

ダメだ。全然ダメだ。

今は今季の新作に大苦戦中、、、。

周りには美味しいと好評。
だけど、どうも納得がいかない。

高「先輩。」

『高橋…。』

高橋がブラックの缶コーヒーを渡してくれた。

いつもは微糖のコーヒーだけど、試作品を沢山作っている時はスッキリしたくていつもブラックの缶コーヒーを飲む。

それ、覚えてたんだ。
偉いじゃん。

『よく覚えてたね、ブラックって』

高「まぁ、、、先輩の事、好きっすからね。」

『そっか。』

丸「みのりちゃーん、もう閉めるで？」

店長の丸山さんは私の尊敬するショコラティエの1人。

『すみません、もう少し頑張ります。』

丸「もう、無理せんでええのに～(笑)ほな、どうしよっかぁ…。」

高「俺、先輩と居ります！閉め作業、2人でやります！」

丸「恭平、ほんまに出来るんー？」

高「出来ますよ！」

丸「じゃ、任せるな？おつかれ～！」

高「お疲れ様です！！じゃ！残り、やってますね！！」

高橋は作業をしに戻った。