Bittersweet【黄】 (ページ19)

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〈Your side〉

午後3時頃。
私が休憩時間にお昼を食べていると、通知が来た。

照くんからだった。

照くんからは、「今日の夜、空いてる？」と来ていた為、「空いてるよ」と返すと、すぐに「じゃあ、ご飯行こ？」と返事が来た。

そして、ご飯に行くことになった。
私の仕事が終わる時間に車で迎えに来てくれるらしい。

『休憩頂きましたー。』

高「おかえりっす。先輩、なんか嬉しいことでもありました？」

『え？』

高「なんかそんな顔してたんで(笑)」

休憩から戻ると、高橋が笑いながらそう言った。

高「岩本さんと会うんすか？今日。」

『え？！なんで分かんの？！』

高「やっぱり…。分かるんすよねー、こういうのっ！あと、今まで先輩の事見てたんで、、、。」

『高橋。お前割と可愛いこと言うじゃん。』

高「あ、あざっす笑てことは、またされるんじゃないっすか？告白」

『は？されないよー！！それに、恋とかしてももう意味ないし…。』

高「また言ってる。先輩、そんなん言うてたら結婚出来ませんよー！」

『分かってるって！』

高「先輩、前にも言いましたけど、岩本さんは先輩との事を考えてるんですよ？本気で好きなんですよ。先輩の事。」

『恭平、そんなの分かってるよ？もう、照くんを逃せば後はないことなんか…。』

高「先輩、俺は何があっても先輩の味方っすから。」

そう真っ直ぐに私の方を向いて言う高橋。
頼もしい後輩に育ってくれて嬉しい。
いつもありがとう、高橋。