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〈black side〉
仕事が終わって携帯をチェックすると、グループメールでラウールから"アジトに来て欲しい"と連絡があった。
ラウールからの連絡は珍しい。
きっと何かを思い出したんだろう。
俺はアジトに向かった。
俺はバカで事件の現場を目撃した訳じゃないし、ただのモデルで何の役にも立てないかもしれない。
でも、先生のことを思う気持ちとラウールのことを思う気持ちはみんなと一緒。
だから、何か役に立ちたかった。
こんな俺にも役に立てるかもしれないことがあるかもしれないから。
俺がアジトに行くと、そこには岩本くん、阿部くん、ふっかさんが居た。
ラウールは居なかった。
どうしたんだろ?
阿「あ!レン!来たんだ!」
目「あ、あb…リョウヘイくん、ラウは?」
阿「あ、ラウはね、、、。今日ね、昨日の夜にあの日のことを夢で見たってラウに言われてね、放課後に2人っきりで話してもらったの。
そしたら、事件のこと思い出しちゃって行けないって…。
多分、しんどくなっちゃったんだと思う。」
リョウヘイくんは話してくれた。
やっぱり思い出したんだ。
でも、これって事件の大切なヒントだよね!
きっとラウ、自分で話したかったんだろうな。
岩「で、ラウは何て言ってた?」
ヒカルくんがそう言うと、リョウヘイくんはボイスレコーダーに録音しである音声を再生した。
それは、ラウだった。
深「ラウだ。」
目「え、、、?」
岩「まじかよ、、、」
ボイスレコーダーから聞こえるラウの発言は信じ難い発言ばかりだった。でも、真実だとも思った。
あの時、俺はコージとラウの側に居て、警察に聞き込みをされていたときのラウの言葉と似ていたからだ。
深「ねぇ、リョウヘイ。これって本当なの?」
阿「本当だど思うよ。」
岩「確実に言えるのは、犯人は先生に殺意があった。ということは、通り魔ではない。」
目「知り合いっすよね?」
阿「そうなるね、、、。犯人が一方的に知っていたってパターンも有り得るかもね。」
岩「そうだな…。リョウヘイありがとう。あ、あと、これ警察が所有している基本的な情報。」
阿「いえいえ、あっ!ありがとう!さっすがヒカルだわ〜」
岩「うるせー(照)」
ヒカルくんがリョウヘイくんにUSBを渡した。
深「それじゃあ、先生の知り合いの人とかに聞き込みすればOK?」
岩「んー、まずはそうだなっ!」
目「了解っす。」
阿「はい!じゃあ、解散!」
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スノ担 - がんばって下さい!!!!!!!!!!!!!! (2020年6月6日 6時) (レス) id: fe465c85d7 (このIDを非表示/違反報告)
seven - 続きが楽しみです! (2020年5月16日 18時) (レス) id: b60d6b4dfb (このIDを非表示/違反報告)
桜智(プロフ) - ゆ〜さん» ご指摘ありがとうございます!! (2020年5月2日 11時) (レス) id: 59a6a357a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ〜(プロフ) - オリジナル外し忘れてますよ (2020年5月1日 21時) (レス) id: 59480d1b07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜智 | 作成日時:2020年5月1日 21時