俺とAぇ恋愛しよ？ (ページ33)

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心配ページ33

「ほんまに行くん？」

キュルンとした目で寂しそうにする晶哉。

『お仕事やもん』

「席立つ時はお酒飲み干してからやで」

『ん！大丈夫』

「近くに寄られんように、ガードしてな」

『晶哉、私もうアラサーやから心得てる』

「んーーー！やって！心配なんやもん！」

ガバッと抱きつく彼はただの子犬だ。

接待があり、先輩と同行するのだけどどうしても不安らしい。

「終わる前に連絡してな？俺迎えに行くから」

『大丈夫やで？』

「あかん。無理。夜遅くに女の子1人で帰るとかあかん。」

もうこうなったら彼は頑固やからきかない。

『なるべく早く帰るから』

「ん。待ってる。」

玄関まで見送ってくれる彼。私とは身長差がかなりあるからいつも見下ろされているのだけど、それが心地よい。

「んー、じゃあ。いってきますのちゅーして」

『...ちゅ....いってきます』

「うわあああ！むりー。もう会いたいもん！」

『いや、会ってるやん』

意味のわからないことを言い出す彼に笑うと、笑わんといて、ほんまに寂しいんやもん！と抱きしめる。

『晶哉おやすみなんやからゆっくりするんやで？』

「ありがと」

じゃあいってきます、と言って会社へと向かった。

A大丈夫かな。酔っ払って無防備になったりしやんかな。それはないか。ちゃんとしてるもんな。

でもAは可愛いし綺麗やし、気配りもできて、面白くて一緒にいて安心するからめちゃくちゃモテると思う。

やから焦る自分もいて。

「心配なだけやねん...」

束縛はしたくないのに、思わず言ってしまった言葉たちに反省の念が募る。

♪〜♪

【会社到着〜！見て！晶哉のアクスタ！】

そう言って写メを送信してくれる彼女。

可愛すぎ。デスク周りは緑のものとか俺のグッズが置いてある。

【帰ってきたらたくさん抱く】

あたふたするやろうけど、こんなんたまらへんから。

【朝から！笑お手柔らかにお願いしておきます】

だぁぁあ！もうっ！こういうとこ！
こういうとこがたまらへんねん！可愛すぎんねん!今すぐにでも会いたい気持ちを抑えた。

夜まで長い...

こんなにも好きになるなんて。