俺とAぇ恋愛しよ？ (ページ1)

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初めましてページ1

乾杯〜とお酒を飲んで、近況報告をする私たち。岩佐、神崎、なんてずっと苗字で呼ぶのは変わってない。

大学の同期で、月に一度いい感じの個室のお店で女子会をするのがお決まり。

話題はもっぱら、親友2人の恋愛話。岩佐は長く付き合っているけどまだ仕事を頑張りたいから結婚はしないとか、そして最近彼氏ができたとかで幸せそうな神崎。

私は長いこと彼氏がいない。というか、岩佐以外はダメンズに寄生されてしまうタイプで、まともな恋愛ができなかった。

はずなのに、、、

『えぇなぁ！！2人幸せそうで〜』

お酒も入ってきたからか本音がつい出てしまう。

岩「ってか、いつからおらんのやった？」

『もう5年...いや６...うーん』

神「大丈夫やって！私かて恋愛もう無理やと思ってたし」

『岩佐が紹介したんやもん。良い人に決まってる！ほんまよかったなぁ！』

本気で親友の幸せそうな顔を見て私まで嬉しくなって少し涙腺が緩みそうになる。

岩「そういやあんた、年上ばっかりやんな。付き合ってたん。」

『せやなぁ。やのにヒモになられたり、モラハラされたり散々やねんな』

神「！！ってことはさぁ？」

何か閃いた！とでもいうような神崎に、便乗する岩佐。

岩「思いっきり年下と付き合ってみたら？」

さすが女子会、なんでもありなトークやな。なんて思っていれば、扉がノックされる。

「「こんばんわー！！」」

『末くん！？...っとー、えーっと？』

入ってきたのは神崎の彼氏さんの末くん。末くんとはこのメンバーで何度かご飯を食べてるから顔見知りなんやけど、もう1人なんか見たことあるこの人...

岩「あ、この子が噂のAちゃん♪」

初めましてな男の子に紹介されてるけど、噂って？なになに？！

「初めまして〜！末澤がお世話になってます〜佐野晶哉です〜」

待って。末くんのグループの人やん！！

これが私たちの初めましての出来事。