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『会いに行っても良いですか』
久々にAの声が聞きたくてホテルから電話をした。今は東京で撮影があって、少し忙しい。
Aは優しすぎるから。俺に気を遣って何も言わない。会いたいとか話したいとかもっと言ってほしい。
俺ばっかり好きみたいで。ちょっと試してみることにしてみたが、案外すぐに俺がダメージを喰らっていて。
自分にはAが必要なんだと痛感するだけだった。
そして久々に電話をしてみれば、泣きながら自分の気持ちを伝えてくれる彼女がいて。
ちょっとまあ、我慢してみてよかったなと思ってしまった。ごめんやで。
寂しかったのは俺だけじゃない。Aにちゃんと愛されてたって思えたから。
そして唐突に、会いに行くと言われても東京にいるし、しかも良い時間帯で。
「まあもう遅いし、３日後に帰るから」
『今からでる！終電間に合うから』
「ちょっ！え？仕事は？」
『...会いたくて我慢できないから休み取ってたって言ったら引く？』
なんなんや。この子は。
話を聞けば会いたくて限界だったらしく有給を取るとのこと。仕事はちゃんと終わらせてるから！なんて言う彼女はほんまにあほや。笑
可愛すぎるやろ。
「気をつけてくるんやで。駅着いたらタクでホテルそのままおいで。」
何より会えることが嬉しくて。とりあえず、事務所が借りてくれているホテルに来させるわけにはいかないから、ちょっと奮発したホテルを予約した。
やることがほんまに唐突で。おもろいやつ。
ホテルに着けば高級な雰囲気の外観に圧倒されて。
また、誠也くんやりよったな、、と思うも会えることが嬉しくてたまらない。
ルームカードを受け取ればもう彼と会えるのはすぐだ。
ドアを開ければそこには誠也くんがいて。
ガバッと抱きしめられる。
「あーもう、あほ！」
『会っていきなり、あほて』
「あほ。かわいすぎんねん。」
『会いに来ました』
「ん。待ってました」
見つめあって笑ってもうすでに幸せで。
「明日頑張れるわ〜」
『誠也くん、大好きやからね』
「知ってる〜笑」
ここまで会いにくるんやからそら好きやろな。
『誠也くんのこと好きになって良かった』
照れながら言う彼女に俺はもう限界で。
狂犬と化して、夜を過ごしたのでした。笑
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環奈(プロフ) - いとしなもんさん» ありがとうございます！お話リクエスト等あれば更新しますのでぜひ🫶🏻🫶🏻 (5月2日 19時) (
レス) @page27 id: 8e95a54030 (このIDを非表示/違反報告)
いとしなもん(プロフ) - コメント失礼致します。甘々な末澤くんにキュンとして一気に読んでしまいました💕一ヶ月更新されていないようなのでもしお時間等ありましたら今後の展開期待しています🥺佐野くんの方も見させて頂きましたがどちらも大好きな作品なので応援しています💐 (2023年4月16日 17時) (レス) @page42 id: a0d3106a6a (このIDを非表示/違反報告)
環奈(プロフ) - 花蓮さん» ありがとうございます！私も狂犬好きです。笑 キュンキュンさせられるように頑張りますね！ (2022年11月7日 22時) (レス) @page28 id: 2d58c01b81 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - 狂犬な誠也くん好きなので、この話読んでてとても楽しいです！ (2022年11月7日 6時) (レス) @page28 id: 2b3eb47189 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - あ (2022年11月7日 6時) (レス) @page28 id: 2b3eb47189 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：環奈 | 作成日時：2022年10月29日 22時
