俺がAぇ恋愛させてやるやん

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ぼそぼそと話す私に、うんうんと頷いて。時折背中をトントンしながら抱きしめてくれる。



「不安になったんか？」


『リハーサルとかでもするんやろ？いっぱいしてたら演技でも好きになっちゃったりしやんかなって』


「あほやなぁ、ほんまに」


『だって』


「初めてちゃう？妬いてくれたの」


俺嬉しいわ、なんてニコニコしていて。私は悩んでたのに！なんて言い合いをしてる。


「ごめんて。笑 可愛いてしゃーないんやけど」


『好きすぎて。やだった。』


なんやこいつ。ほんまにかわいすぎひんか。こうやって気持ちを伝えてくれたり、素直に表現してくれるようになったことがほんまに嬉しくて。


あれだけ俺の方から好き好き言うてて、俺も不安やったけど。


こいつのためなら、なんでもしてやりたい。



「Aが安心することなんでもしたるよ」


『じゃあ、キスシーンあるときは相手の人よりもたくさんキスしたい』


...まって、私何言うてるんやろ。


『あ！やっぱ。今の忘れて！ほんまにっ』


「お前さぁ。...とりあえずベッドいくで。」


『え？あっ、ちょ！！』


小柄なくせに軽々と私をお姫様抱っこして。有無を言わさず、そのまま愛されて。



『っ！もう！わかったからぁ！』


「えっ？まだ俺こんなんやで？」


しれっと二回抱かれて、今3回目が始まろうとしていて。


「俺はAのやって。わかるまでしよな？」


にやにやしながら、体勢を変える彼。


『んぅ！わかっ、た！もう...つたわったからぁ』


「あほ。まだまだこんなもんちゃう」


男の目つきをした彼はもう止まらない。

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