わからせる ページ21
キスシーン見てしまった。ドラマやけど、なんかもやもやして。お仕事やから仕方ないけどさ？理解してるのに、もやもやがとまらなくて。
♪〜♪〜
あ、誠也くん
電話、今したら、いらんこと言ってしまいそうや。
鳴り止む電話。すると急激に寂しくなる私。自然と掛け直していた。
「あ、もしもーし。もーすぐで着くで〜って電話」
『ん。まってる。』
あかん、なんか。安心する声や。泣きそう
「A、なんかあったか？」
なんでもお見通しすぎて、敵わない。
『ん。はやくかえってきて』
「もうすぐやから、繋いだままにしとこか」
何があったか聞くわけでもなく、今日こんなんあってん。とかメンバーがこんなん言うてきたーとか他愛もない話をしてくれる。
「もーついたから。切るな？」
と、同時にガチャっと開く扉。実はずっと玄関にいた私。
「おわっ！びっ、くりするやろ！笑」
飛びつくように抱きついたから誠也くんが支えてくれへんかったら大変やった。
「ただいま？」
『おかえり。誠也くん。大好き。』
「えっ。や。どした？」
いつもそんなこと言わへん私が急にそんなん言い出すから焦ってて。
「ちょ、とりあえず靴脱ぐ。ほんで手洗うからまってて。」
『やだ。離れんといて。』
目を見開く誠也くん。そらびっくりするやんね。こんな甘々な私、きっと初めてだと思う。
「はぁ。ほんま可愛い。ほな一緒行こか」
理由を聞きたいだろうに、優しい誠也くんはただただ甘やかしてくれる。
手を洗い、リビングに行くまでもずっとくっつく私に、ニヤニヤしながらも頭をポンポンと撫でてくれて。
ソファに2人で座ると、正面から抱きしめてくれた。
「言いたくなったらでええから。無理に聞かへんしな？あ、俺も好きやで」
さっきの私の告白に答えるようにまた、抱きしめてくれて。私が悩んでることが情けなくなる。
『キスシーン..見て。なんかもやもやして。苦しくなった。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 898人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いとしなもん(プロフ) - コメント失礼致します。甘々な末澤くんにキュンとして一気に読んでしまいました💕一ヶ月更新されていないようなのでもしお時間等ありましたら今後の展開期待しています🥺佐野くんの方も見させて頂きましたがどちらも大好きな作品なので応援しています💐 (2023年4月16日 17時) (
レス) @page42 id: a0d3106a6a (このIDを非表示/違反報告)
環奈(プロフ) - 花蓮さん» ありがとうございます！私も狂犬好きです。笑 キュンキュンさせられるように頑張りますね！ (2022年11月7日 22時) (レス) @page28 id: 2d58c01b81 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - 狂犬な誠也くん好きなので、この話読んでてとても楽しいです！ (2022年11月7日 6時) (レス) @page28 id: 2b3eb47189 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - あ (2022年11月7日 6時) (レス) @page28 id: 2b3eb47189 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：環奈 | 作成日時：2022年10月29日 22時
