これはナメクジ。あれはナメクジ。 ページ27
．
『支援者？』
大毅「そう、支援者。Aのね」
抱きつかれた情報で話す話ではないがこの男は私の言うことを聞かないからこのままで話を進める。
『……私、そんなに弱くない』
女だから。若いから。
だから、弱い。そう言われるのが1番嫌だ。
淳太達の足でまといになりたくない。
……多少あっても私は皆から離れたくない。
「いらない」って言われたくない。
．
『支援者なんて必要ない。私は強い』
そう言うと一瞬、私を抱きしめていた男の力が緩んだ気がした。
その瞬間を利用して銃を取るのを諦め男と距離をとるため男の胸を思いっきり押した。
……が人生そんなに上手くは行かない。
初めて触れる生暖かい感触。
イチゴ味とか嘘じゃん。
一瞬すぎて、体も頭も止まった。
．
大毅「ほら、隙しかないやん」
．
ッドン！
『これは、ナメクジ。あれは、ナメクジ。』
大毅「っふ。なに？もしかして初めてやった？」
．
……ﾌﾟﾙﾙ
大毅「タイムリミットみたいやな、またな」
そう言ってまた嬉しそうに私の頭をクシャッとして消えた。
馬鹿野郎。
初めては白馬の王子様って決まってたんだよ。
よし、時間を戻そう。
．
……ﾌﾟﾙﾙ
『は〜い、ただいまAは電話に出ませ〜ん』
望「お前、ええ加減にせぇよ」
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さやちゃき(プロフ) - #TODAYさん» コメントありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年9月18日 14時) (
レス) id: b8693afb9a (このIDを非表示/違反報告)
#TODAY(プロフ) - 内容から書き方まで全て大好きです…！毎回の更新を心から楽しみにしております。これからも頑張ってください！！ (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3e33249399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやちゃき
| 作成日時：2021年8月2日 11時
