飛んで火に入る夏の虫【Daiki】

荒ぶる望 ページ25

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−−−１ヶ月後−−−








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ﾌﾟﾙﾙ……









『は〜い、ただいまAは電話に出ませ〜ん』









望「ばか！！お前今どこおんねん！！」









『は〜い、ただいまAは電話に出ませ〜ん』









望「出ませ〜ん！やないわ！！
お前、ため息しとるの聞こえとったぞ。
それに、さっき淳太に言われたばっかりやろ！
今回の任務は2人でしろって！！」









『……あ、携帯の充電が切れそう……切りますね』









望「おいまッブチ……プープー









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電話の向こうで荒ぶる望が想像できるがこれはしょうがない事だから許してもらおう。
それに、どうせ携帯のGPSがあるから後々、居場所はわかるはず。









耳から離した携帯の画面に目を落とせば
ぐるぐる巻きで縛られている今回のターゲットの写真が1枚と、短いメッセージが目に映る。









宛先:×××××××××……
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プレゼント取りに来てな♡


場所は××××××





【⠀画像 】









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またかとため息を落として書いてある場所に向かう。
最近ため息ばかりで急に自分の老いを感じる
いやいや、まだ私22歳よ。若い若い。









……ガラガラ









もう既にあの男がいると分かっているから思いっきりドアを開けるとそこにはソファーに座ってワイドショーを見ている男とその下で血だらけで倒れている写真の人物がいた。

サイコパスって言うんだよ→←わかってるよ。

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