飛んで火に入る夏の虫【Daiki】

血圧上がるよ？ ページ21

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『おじさん、副会長って呼ぶのなんか鳥肌経ちそうだからこれからそう呼ぶね』









照史「さっきからずっとおじさんって呼んでたで」









あら、照史居たのね。
一応イヤモニから聞こえた声に心の中で返事をしてあげた。







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「さっきからゴタゴタ何話してる！！」









『はいはい。そんなカッカしてたら血圧上がるよ？』









ッドォォン！！









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『わぁ〜ぉ、ファンタスティックベイビー』









いきなり爆音がしたかと思えば
風をきって横をすり抜けた弾はドアに当たった。









『もー、せっかちなんだから』









「う、うるさい！早く行け！
……じゃないとお前を殺すぞ！」









『淳太ー、もうこいつ殺っていい？？』









淳太「もうちょい、あとちょいやか……プープー」









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『……はぁ、おじさん。
私に殺されるか、この男に殺されるのどっちがいい？』








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ッガチャ









大毅「さすが〜」









淳太からの声が途絶えて開くドアを見れば
いつも通りすました顔をしたあの男が立っていた。









『このおじさんがね、あなたを殺したいんだって』









大毅「なぁ、この後暇？夜メシでも」









『いかない。』









「殺したいんだって？
……お、ぉまえがあの大毅か智洋か！？？」









大毅「せっかくのデートのお誘い断られたやんけ！
お前のせいや！！話に入って来んなよ！」









『完璧な八つ当たり』









大毅「……それに殺したいやつの顔ぐらい知っとけよ」









「はっはは！！！お前が大毅か智洋か！！









お前を殺せば私も









ッドォォン！









ッバタン









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ほんと、みんなせっかちなんだから

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