ちゃんと臭いんだよ ページ46
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『おーい、起きろ〜』
目が覚めて数分、寝ている時は何も感じなかったが
意識があると抱きつかれてるせいで暑さを感じてくる。
そろそろ起きてくれないと汗臭さが増して耐えれない。お風呂に入らず寝たからこっちはちゃんと臭いんだよ。
『おーい、いい加減……っ』
．
さっきよりもさらに大きい声で声をかけるとようやく夢から目覚めたのか男は目を開いた。
でも、今の彼の顔は開いたって言葉は合わない気がする。
見開いたの方が正しいか？
そんなことはどうでもいんだけど
男の顔はまるで私がいるのを忘れていたような顔で驚いた。
大毅「え、俺……寝てた？」
『それはそれは、スースーっとね』
見た通り伝えると男はまた驚きそして体を起こした。おかげで私の体も解放され同じように体を起こす。
大毅「……っりえへん……うそや」
『1人でボソボソ何言ってんの？』
大毅「……寝れた」
『何当たり前なこと言ってんの。
人間なんだから寝るに決まってるじゃん』
大毅「当たり前なんかやない。」
そう言うと男はグイッと私を自分の胸へと閉じ込めた。
大毅「……俺、薬ないと寝られへん体なんよ」
『え、』
大毅「……やっぱり、A凄いわ
ほら、こうやってくっついてもなんの匂いもせんし
それに、安心する」
くんくんっといきなり首元を嗅いでくるから
急いで止める。もう一度言うけど私昨日からお風呂入ってないから。
『ちょっと！私汗臭いから』
大毅「どこが？……臭くない」
『……』
あまりにも細い声で言うもんだからこっちも強く言えずそのまま男の腕の中で大人しくした。
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．
ッドンドン！
智洋「大毅！！ここにおるんは分かっとんや！！
出てこい！クソ女早く開けろ！！」
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さやちゃき(プロフ) - #TODAYさん» コメントありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年9月18日 14時) (
レス) id: b8693afb9a (このIDを非表示/違反報告)
#TODAY(プロフ) - 内容から書き方まで全て大好きです…！毎回の更新を心から楽しみにしております。これからも頑張ってください！！ (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3e33249399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやちゃき
| 作成日時：2021年8月2日 11時
