飛んで火に入る夏の虫【Daiki】

何かのドッキリ ページ13

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『んー！！』








なんて開放的な朝なんだ。
ベッドから降り諦めモードでドアノブに手をかけるとすんなり開くもんだから何かのドッキリかと思ったがそんなことはなくしかも部屋から出るとそこには誰もいなかった。もちろん、崇くんも









ぐーっと天井に腕を伸ばしながら昨日の出来事を思い出す。









あれから再び淳太に閉じ込められ、どうせ騒いでも怒られるだけだから布団の上でゴロゴロしてたら眠くなってきたのでそのまま眠ってしまったのだ。









部屋から出てそのまま玄関まで行きもう一度ドアを開けるとこれまたすんなりと開いた。
玄関のドアも開くってことはもう外にでていいってこと？
でも、その前に何か口にしたい。
昨日は結局ご飯をたべてない。
それも朝昼晩とだ。
人間そんなにも食べなかったら体が栄養欲しさに震えてくる。









昨日、照史が買い物に出ていたから何かしらあるだろうと冷蔵庫を漁っていると玄関とは別のドアが開く音が聞こえた。









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『あ、流星。
全然登場しないから今作はお休みかと思ってたよ』









流星「……はよ。」









『おはよう、流星も食べる？』









流星が頷くのを確認し冷蔵庫から卵を出しといてく。昨日照史がオムライスなんて言ってたから卵が食べたい気分。
スクランブルエッグでも作ろうかな。
なんて、思いながらオムレツを作った。









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『はい！美人が作ったフワフワオムレツ召し上がれ』









流星「うわーうまそー、さすが美人」









『死んだ魚の目しながら言われてもあたしゃぁ嬉しかないよ』









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ッガチャ









『望、みんなは？』









私が作った、いや美人が作ったフワフワオムレツの匂いをクンカクンカとまるで犬のように匂いながら入ってきた望に気になっていたことを聞くと不思議そうに首を傾けた。









望「……え？お前何も聞いてないん？」









『うん、さっき起きた』









望「ふ〜ん、淳太達は新規の取引相手の所に向かったで」









『新規？』

2人ともぶん殴るぞ→←こう見えて女の子なの

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