またがあるんですか? ページ11
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「Aは極楽蝶の人間やったんやな
通りでなんも出てこんわけや」
『それだけでも調べれたのは凄いですよ』
「ホンマにガード固すぎて全然情報でてこんし」
『そりゃ、うちには天才が沢山いるんで
あ、その中の1人が私です。』
「っは、やっぱりお前おもろいわ」
何も笑えること言ったつもりないんですけど
全身黒で統一された服を着ている男は肩を震わせながら笑っていた。
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ふ〜っと息を吐き出すと
彼は後ろをチラッと見ると立ち上がった。
「ほな、またな」
『またがあるんですか?』
「俺、気に入ったもんは自分のものにしたいねん」
あれ?剛田たけ〇?
俺のものは俺のもの、お前のものは俺のもの系男子ですか?
えー、って事は私はの〇太かス〇夫のポジションって事?
やだなー、出来ればしず〇ちゃんがよかった。
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なんて考えながら
足元にあった小石を蹴り顔を上げると
さっきまでいた男の姿は消えていた。
照史「A〜?こんなとこでなんしてんねん」
数秒後、後ろからいつもの明るい声が聞こえて
パッと振り向くと両手にパンパンな袋を持ってこっちに近づいてくる照史の姿が見えた。
『照史、買い物?』
照史「おん、今朝淳太くんがオムライス食べたいって言ってたから作ろうかと思って」
『さすが、淳太の彼女だね。いや嫁か?』
照史「もちろん嫁に決まっとるやろ!
ひひっ、淳太くんは将来俺と一緒になるねん」
淳太に恋人が居ない理由は
優しさもだけど1番の原因は淳太への愛がすごい照史が近づいてくる女を片っ端から追い払っているせいでもある。
どんまい。
でも、照史は料理が上手いから全然嫁にしてもいいと思う。
でも私はお断り。
だって、いびきが怪獣なみにうるさいんだもん
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『ねぇ照史、今日ぐらいは私の味方になってよ』
照史「なに?また淳太くんと喧嘩したんか?」
賄賂として照史が持っていた袋を強制的に奪い取り
淳太が怒っているであろう私たちの家へと歩く。
『だって、淳太が私を閉じ込めるから』
照史「はぁ、お前ってやつは」
『可愛いでしょ?』
照史「……アホや」
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さやちゃき(プロフ) - #TODAYさん» コメントありがとうございます!頑張ります(^^) (2021年9月18日 14時) (レス) id: b8693afb9a (このIDを非表示/違反報告)
#TODAY(プロフ) - 内容から書き方まで全て大好きです…!毎回の更新を心から楽しみにしております。これからも頑張ってください!! (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3e33249399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さやちゃき | 作成日時:2021年8月2日 11時