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「俺、じいちゃんの店継いだんやで」









唐突にそんなことを言われ
さっき投げ出していた自転車の後ろに潜られていた
ダンボールの箱を思い出す。










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'' 重岡商店 ''









この島で知らない人はいないであろうお店











小さい島の中でこのお店は
生活品を売ってくれる唯一のお店で
何か足りないものがあるとよくおつかいに行かされていた。











『そうなんだ、良かったね。

おじいさん喜んでくれたでしょ?』




「あぁ、めちゃくちゃな(笑)」




『なんか、想像できるかも』




「Aは?」



『私は…….ニート?かな』









正確に言うと失業手当貰い中








.






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「なら、ここにずっとおるんか?」



『うん、今のところはね。行くとこないし』



「そっか、んなら毎日会えるな」



『え、』



「俺ずっとお前のこと、心配してたんやで」












急におらんくなるしっと小声になる大毅。
この島を出る時、母以外には誰にも何も言わずに出た。
夜逃げみたいに。











あの頃はここでの生活に不満しかなくて
都会に出たい、年頃の女の子達と同じような生活がしたい、そんな思いが爆発し島から逃げ出した。












母には悪いと思ったが、
幼かった私は自分の思いを止めることは出来なかった。

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さやちゃき(プロフ) - みさきさん» 嬉しい感想ありがとうございます!次の作品を準備しておりますので良かったらそちらも覗いて見てください(^^) (2021年12月16日 7時) (レス) id: b8693afb9a (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 完結おめでとうございます!と、同時に終わっちゃった…となんだか寂しい気持ちに笑 島の男が想像しやすく赤くんにピッタリでした!!また楽しみにしております!! (2021年12月15日 22時) (レス) @page47 id: 06114767fe (このIDを非表示/違反報告)
さやちゃき(プロフ) - みさきさん» コメントありがとうございます!(泣)みさき様に楽しんで読んでもらえるように頑張ります♡!! (2021年12月12日 19時) (レス) id: b8693afb9a (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 初めまして!おすすめにありイッキ読みしましたっ!凄く気になる展開…楽しみにしております! (2021年12月12日 11時) (レス) id: 06114767fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さやちゃき | 作成日時:2021年12月7日 15時

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