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島を出る(数時間)と決まったら
私にはするべき事がひとつあった。
「はぁ！？島を出るやと！」
『もう、声大きすぎ』
「お前約束したやんけ！もう破るんか！」
『誰も一生とは言ってないでしょ
おばあちゃんの家に行くだけ、すぐ帰るから』
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重岡商店に顔を出すと
中でせっせと働いている大毅の姿が目に映る。
中学生の時から毎日お手伝いをしていて
その姿を見る度に凄いなぁとは思ってたけど
改めて見ると荷物を持つ腕や鍛えられた体に
大毅も大人になったなぁと感じる。
って、何言ってるんだ自分。変態か
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「ん？A」
覗き込んでいた私に気づくと
荷物を置き外へでてきてくれた。
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早速、今日来た要件を言うと
すぐさま腰に巻いていたエプロンをとり
私の腕を掴んで店を離れる。
『え、ちょ！』
「大毅！またサボりか！！」
「帰ってするから置いといて！！」
「っとにもう！アンタって子は」
っと言うことで今に至る。
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「おばあちゃんの家って、いつ行くん？」
『……2日後』
「2日後ってすぐやんけ！」
着いたのはいつもの丘で
ここでなら大声出したって誰にも聞こえない。
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『しょうがないでしょ、
お母さんが言うんだから
それに、何もしないで家にいるのは何だか申し訳ないから』
「はぁ、」
深いため息を着く大毅。
どんまいっと声をかけると眉間に皺を寄せた。
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「俺も行く」
『はぁ？嘘でしょ』
「お前には前科がある」
『何回いってんの、それ』
「拒否権なし、俺も行くから」
『店はどうすんのよ』
「俺一人おらんくてもどうにかなる」
『いやいや、悲しいこと言うなよ』
「何がなんでも行く」
『頑固め』
「お前が悪い」
意味わかんない。
って事でなぜか大毅と一緒に島を出ることになった。
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さやちゃき(プロフ) - みさきさん» 嬉しい感想ありがとうございます！次の作品を準備しておりますので良かったらそちらも覗いて見てください(^^) (2021年12月16日 7時) (
レス) id: b8693afb9a (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 完結おめでとうございます！と、同時に終わっちゃった…となんだか寂しい気持ちに笑 島の男が想像しやすく赤くんにピッタリでした！！また楽しみにしております！！ (2021年12月15日 22時) (レス) @page47 id: 06114767fe (このIDを非表示/違反報告)
さやちゃき(プロフ) - みさきさん» コメントありがとうございます！(泣)みさき様に楽しんで読んでもらえるように頑張ります♡！！ (2021年12月12日 19時) (レス) id: b8693afb9a (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 初めまして！おすすめにありイッキ読みしましたっ！凄く気になる展開…楽しみにしております！ (2021年12月12日 11時) (レス) id: 06114767fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやちゃき
| 作成日時：2021年12月7日 15時
