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「友達は？」
『さっき帰ったよ』
泊まれば良かったのに仕事があるからと
夕方の便で帰ってしまった彼女。
本当は忙しい中、私に会いに来てくれたって事わかってる。
申し訳なくなるが短い間でも楽しい時間を過ごせたから
ありがとうと何回も感謝の気持ちを伝えた。
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『大毅は仕事、もう終わり？』
「おん、最後の配達の帰り」
2人して夕日を見ながら
砂浜にある木材に腰を下ろす。
.
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ｯｻﾞﾊﾞｰﾝ､ｯｻﾞﾊﾞｰﾝ
『綺麗でしょ、私の親友』
「ええ人そうやったな、」
『ほんと、私にはもったいないくらいいい人だよ』
「楽しかったか？」
『うん。とっても』
「……」
ふわっと重なる手に目線が落ちる。
突然握られた手に困惑し大毅の方を見ると
同じようにこちらを向いていて目が合う。
「俺、怖いねん」
『……なにが怖いの？』
「このままAが消えそうで」
『だから言ってるでしょ、消えないって』
「前科があるやつの話は信用出来ん」
『っふ、ほんとだね』
「だから、こうやって握っとくわ」
『へ？』
「こうやったら逃げられへんやろ？」
そう言って繋がった手を見せてくる。
それが夕日に重なって綺麗に見えたせいか
心臓が小さく鳴った。
.
『……っ』
みんなのせいだ。
久しぶりに高鳴る心臓にそわそわしてくる。
今まで全く意識してなかったのに
みんなが変なこと言うから
……意識しちゃうじゃん
「A？」
今そんな顔して覗き込んでこないでよ
.
『か、帰る！』
「お、おい！」
大毅から手を離し、砂浜を後にする。
夕日もいつの間にか沈んでいて
辺りが暗くなり出した。
おかげで私の赤くなっている顔色は
バレずに済んだと思う。
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さやちゃき(プロフ) - みさきさん» 嬉しい感想ありがとうございます！次の作品を準備しておりますので良かったらそちらも覗いて見てください(^^) (2021年12月16日 7時) (
レス) id: b8693afb9a (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 完結おめでとうございます！と、同時に終わっちゃった…となんだか寂しい気持ちに笑 島の男が想像しやすく赤くんにピッタリでした！！また楽しみにしております！！ (2021年12月15日 22時) (レス) @page47 id: 06114767fe (このIDを非表示/違反報告)
さやちゃき(プロフ) - みさきさん» コメントありがとうございます！(泣)みさき様に楽しんで読んでもらえるように頑張ります♡！！ (2021年12月12日 19時) (レス) id: b8693afb9a (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 初めまして！おすすめにありイッキ読みしましたっ！凄く気になる展開…楽しみにしております！ (2021年12月12日 11時) (レス) id: 06114767fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやちゃき
| 作成日時：2021年12月7日 15時
