雨のち晴れ稀に恋⑵ (ページ40)

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【番外編】稀にページ40

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温かい太陽がリビングを照らし
それが不快なのかジョンハンが顔を顰めるから
手でその光を遮ると
また気持ちよさそうに眠りについた。

久しぶりにゆっくりとした時間を過ごしている気がする。
一緒にテレビを見て、ゲームをして
ご飯を食べて何気ない1日にとても幸せを感じる
私の膝で眠っているジョンハンは
どんな夢を見ているのだろうか

JH｢……ん｣

『ジョンハン？起きた？』

JH｢……もう少し｣

『うん、』

そう言うと少し頬をあげゆっくりと眠りについた。
昨日夜遅くまで練習していたせいで
疲れでもでたのだろう

他のメンバーはというと気を利かせてくれたのか
みんな各々の用事とか練習だとか
いって家を留守にしている。

だからこうやって穏やかな時間を過ごしているのだけども

『……』

ジョンハンは今幸せなのかな？

．

稀にこんな事を考える。

メンバーにカラット達
沢山の愛に包まれ幸せすぎる不思議な世界。
心に傷をおっていた過去の自分に言っても
絶対信じてもらえない未来だと思う。

．

JH｢……幸せだよ｣

『え？』

JH｢A、口に出てたよ｣

ゆっくりと開く目と視線があった。

え、もしかして全部口に出てた？

『ごめん、起こした？』

JH｢アニャ、少し前から起きてたよ｣

『もう、じゃぁ寝たフリしてないで起きてよ』

JH｢はは、幸せすぎて起きたくなかった｣

その視線はジョンハンが身体を起こしたことで
ほぼ同じ高さになる。
向かい合うように座れば、
ジョンハンの温かい手が私の手を包み込んだ。

JH｢ありがとう。そばに居てくれて｣

『ふふ、どうしたの急に？』

JH｢Aがこうやってそばに居てくれて
俺の事大切にしてくれてほんとに幸せだから｣

『……』

JH｢この先もずっと幸せでいよう우리(俺達)｣

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抱きしめられると心がほっとして
笑顔を向けられると心臓が鳴って
全ての気持ちを共有したくて
そばに居るだけで温かい気持ちにしてくれる
そんな存在に出会えて

『私も幸せだよ。

それとジョンハン、好きだよ』

．

．

JH｢나는 사랑해(俺は愛してる)｣

『……私だって』

．

사랑해

．

～fin～