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【番外編】練習生4 ページ35










HS「ヌナ、もっとダイナミックに踊って欲しい」








ダンス練習の際、
率先してみんなを引っ張ってくれるスニョンに
ある日の練習後呼び止められた。






みんな帰る準備をしていて
私もそう、帰る準備をしていた。







『え?あ、うん』




HS「ヌナのダンスは綺麗だけどもう少し力が欲しんだ。」






身長は低い方では無いが
体質的に華奢な方にはいる私は
踊るとやはりみんなの中では小さく見えてしまうのだろう。
気づいていなかった問題点をスニョンに言われ
みんなを見送り1人練習室に残った。





















〜♪♪









何度も大きく踊ってみるが
やはりタイミングが遅くなったり
終わる頃にはぶっ倒れてしまいそうになる。
ただ踊るだけだと意味が無い。
みんなと揃って踊ることに意味がある







『……難しい』








床に座り上がった息を整えていると
開くはずのないドアの音が聞こえ一瞬、呼吸を忘れた。
だっているはずのない人物が見えたから



















『…うぇ?』







私のどこから出たか分からない声に
完全に引いた顔でこちらを見ているが私も負けてはいない。
だって、あの男が、世界一ここにいるはずのない男が
目の前に立っていたから










JH「……飲めば」








差し出されるスポーツドリンクを恐る恐る受け取る。
毒でも入れられているんじゃないか?
そんな疑問を持ちつつも
喉の乾きを感じていたから有難く頂く。






一応開ける時確認したが
新しいものだったから内心ほっとしたのはここだけの話










『あ、ありがとう』




JH「……」








え、なにこの地獄絵図。









今まで散々無視(目を合わせない)してきたのに
普通に私の前に座り込むこの男は
いったい何を考えているのだろうか。





……もしかして馬鹿にしにきた?










『やぁ、馬鹿にしに「スンチョルに怒られた」








それはまさに拗ねている子供のような声だった。
なんの事だかわからず、?マークを頭に思い浮かべていると
チラッとこちらを見たジョンハンと目があう。
出会った頃より伸びた綺麗な髪の毛がサラッと流れるから
思わず見惚れてしまいそうになる。









え、でも待って今は見惚れてる場合じゃない。








……普通になんなの?









『……それは、うん。何の話?』

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作者名:コンジョン | 作成日時:2023年2月8日 20時

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