なんか、緊張する ページ15
SC「なんか、緊張するな」
『……だね』
この部屋に入る時はいつも背筋がピンとする。
事務所の最上階にあり、中々入ることの無い部屋
重そうな大きい扉の上には取締役室と彫られた金の文字
マネ「お前ら良いか?」
『オッパも緊張してる』
マネ「当たり前だろ、俺みたいな平社員が
そうそう来れる場所じゃないかならな」
そう言うとドアを2回鳴らし、ゆっくりと扉を開いた。
ッコンコン
社長「おぉ、きたか。入りなさい」
.
ッカチャン
促されるようにソファーに腰掛ける。
目の前には秘書の人が置いてくれた紅茶
けど、緊張していた私達は(オッパも)
それに手をつけれるわけがなかった。
朝目を覚ますとオッパに呼ばれた。私とスンチョルが
社長が話したいと言ってくれてるって
そして言われるがまま社長室に着いたのが今。
なんの話しだろうとそわそわしていると
「っふ」っと社長の口角が上がった。
社長「最近どうだ?忙しいだろ」
SC「はい!ありがとうございます」
社長「こないだのアルバム良かったよ」
『ありがとうございます!』
社長「次も期待してるよ」
「『はい!』」
社長は私達が緊張しているのが分かったのか
とても落ち着いた声で話しかけてくれるから
徐々に緊張が溶けていく。
あぁ、この感じ懐かしいな。
事務所が大きくなるに連れて沢山の人に会ってきたが
やっぱりこの人を超えるオーラの人に会ったことがない。
寛大な心、大人の余裕、こんな人間になりたいと
改めて感じる。
.
社長「話は聞いたよ」
世間話をすること数分。
今日の本題について社長が口を開いた。
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作者名:コンジョン | 作成日時:2023年2月8日 20時