アイドル怪盗、アーヤ！

新人 ページ5

アーヤside

収録後・・・

とっても楽しかった！

樹君は卓球が上手でね。

コントロールがとても良かった。

他にも特別ルールでやったオセロとか、最新のゲームもやれたし。

若者注目のニュースとかもあって。

今度そのお店に行ってみようかな？

「お疲れ様。あと、交流よろしくね。」

あ、そうだった！

ファンと交流できるって滅多にないから嬉しいな。

「見て！碧斗君！」

「湊君もいるよ！」

「玲君と光君もいる！最高！」

あ、あそこかな？

ほとんどが同い年。

「こんにちは。今日は見に来てくれてありがとう。」

「は、はい！！」

もう、そんなに緊張しなくても。

「どうだった？なにしろ1周年記念だから僕も緊張してたんだ。」

「いえ、そんなこと気づきませんでした。とても自然体で。」

良かった！

気づかれるほどだったらさすがにダメだよ。

「橘君。ちょっといいかな？」

あれ、何だろ？

「ごめん、行かなきゃ。またね。」

笑顔で手を振って別れた。

あの子、ものすごく可愛かったな。

私もあれくらい魅力があったら良かったのに。

「ごめんね。ちょっと会ってもらいたい子がいるんだ。期待の新人君なんだけど。」

へえ、どんな子だろ？

「その子は男子ですか？」

「そうだよ。君たちと同い年。美門翼君っていうんだ。」

美門、翼・・・？

「こんにちは。美門翼です。」

ああ、翼だぁ！

何でここにいるの！？

「美門？ああ、全国模試で良いとこ入ってる奴？俺、阿久津玲。本名は、圷玲音。」

玲音は本名のところだけ特に小さく言った。

私達の本名は公表してないからギャラリーとかに聞かれたらまずいんだ。

「圷？全国で毎回1位の？俺、尊敬してるんだ。よろしく。」

2人は握手を交わして連絡先も交換してた。

「美門だっけ？どうして芸能界に来たの？」

「実は前々からやってみようかと思ってたんだ。1回、やりそうになったけど結局辞めて。新しいことやりたくなってさ。」

私から見れば軽く言ってるように見えるけどきっとちゃんと考えてるんだろうな。

だって翼だから。

「そうだ。ちょっとリーダーの橘君に話を聞いてみたいんだ。2人で。」

「いいよ。橘、ご指名だぜ？」

や、やばっ！

バレてる！→←チャレンジ！無限大！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す