アイドル怪盗、アーヤ！

チャレンジ！無限大！ ページ4

アーヤside

「着いたよ。ほら、玲音も起きて。」

梶山さんに起こされて私達は車から降りる。

いつもみたいに関係者専用の出入り口から中に入った。

私達の楽屋に入ると、みんな各々好きなことをし始める。

真人はまた音楽を聞いてて、弘はゲーム。

玲音は台本を読んでいる。

私は新作としてのデザインを考えてスケッチブックとにらめっこ。

ちなみにブランド名は『アルカンシエル』

フランス語で虹を意味するんだよ。

いろんな色を綺麗に配色できたらなって思って。

今回のテーマはどうしようかな。

まず、動きやすいのが大前提。

それでもきちっとした雰囲気はあってほしい。

シンプルなTシャツをデザインしようかな。

なるべく涼しい仕様で右胸部分に刺繡をして・・・

トントン

「4人とも、出番だよ。」

梶山さんが呼びに来てくれた。

「わかりました。すぐ行きます。」









「始まりました！『チャレンジ！無限大！』司会進行役の橘碧斗です。よろしくお願いします！今回は記念すべき1周年記念だけどどう？」

「俺としてはここからだと思う。もっと世界的に通用する人材になりたいかな。」

「玲、素直じゃないな。俺は素直に嬉しい！それだけ愛されてるって事だろ？」

「そうだね。頑張ろうって思える。」

みんな、いろんな事を考えてるんだなぁ。

「そうだね。じゃあ記念すべき1周年記念のゲストをお呼びします！僕達もたくさん共演させてもらっている人気俳優、春山樹(はるやま いつき)君です！」

その声に合わせて樹君が登場する。

樹君は女性に大人気の俳優。

女性に大人気なんだ。

私達と同い年なのにすごいよね。

「こんにちは！よろしくお願いします！」

「よろしくね。そういえばドラマの主演が決まったんだって？おめでとう！」

「ありがとう。詳しい事はまだまだだけどね。頑張らせてもらおうと思ってる。」

確か学校物のストーリーだったはず。

いろんなジャンルで自分を光らせれるんだよね。

「じゃあさっそくいくよ！最初はスポーツ！」

これはくじ引きでスポーツを選んで対戦するんだ。

今日はなんだろ？

「じゃあ樹君、くじを引いて。」

樹君が箱に手を入れて1枚、紙を引っ張り出す。

「卓球だ！」

了解！準備しなくちゃ。

新人→←TV見てたのに！

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