屋台には看板娘がいる ページ26
アーヤside
扇子屋をやっていたのは優しそうなおじいさん。
その奥にはお孫さんらしき小さな女の子がいた。
「いらっしゃいましぇ。どれがいーでしゅか?」
可愛い!連れて行きたい!
「可愛いですね。お孫さんですか?」
「ええ。息子の長女です。」
いいなぁー。
小さい子って大好き!
「じゃあ、君のオススメは?」
真人が腰を屈めてお孫さんぐらい背を低くする。
「えっとね、これ。」
お孫さんが指差したのは龍が描かれた扇子。
赤色、オレンジ、黄色、緑色、水色、青色、黒色、白色の8色が揃っている。
「ね、この子のオススメ、買っていかない?」
この龍、かっこよくて気に入った。
「いいんじゃないかな。どうせなら全員のイメージカラーで揃える?」
あ、それいい!
「それにしよう!」
反対意見もないし。
私は緑色、真人は黄色、弘は赤色、玲音は青をそれぞれ購入した。
「ありがとーごじゃいました。」
「うん、またね。」
お孫さんは手を振ってくれたから私も振り返す。
かわいかったー!
「お前、女子かよ。もっと男らしくしろ。」
もう!わかってるよ!
玲音なりの周りを気にしろって意味だろうけど・・・もっと他の言い方してくれてもいいじゃない。
「まあまあ。次はどこに行く?」
真人が気にして宥めてくれる。
まあいっか。
「あっちに巨大迷路があるらしいぜ。行ってみねぇ?」
面白そう!
「行きたい!」
「よし、決まり!」
弘はこっちにピースをする。
「ほら、行くぞ。」
玲音はいち早く先に行ってしまった。
玲音って実はお祭り大好きなんだよね。
それを感情に出せないのが玲音らしい。
「何してるんだ。早く来い。」
「はーい。」
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ホワイトノート(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます!私もそういう系が好みなんです! (2018年11月30日 23時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - とても面白い!アイドルで怪盗とか一番好き...!更新頑張ってください! (2018年11月28日 19時) (レス) id: 77b2230119 (このIDを非表示/違反報告)
花園彩葉(プロフ) - ホワイトノートさん» ありがとうございます! (2018年11月21日 17時) (レス) id: 8e8c163b83 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート(プロフ) - 花園彩葉さん» 良いですよ。わざわざありがとうございます。 (2018年11月19日 19時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
花園彩葉(プロフ) - こんにちは。ホワイトノート様の作品、企画に入れさせていただいてもよろしいでしょうか? (2018年11月18日 14時) (レス) id: 8e8c163b83 (このIDを非表示/違反報告)
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