オムカレー ページ23
アーヤside
家族にも怪盗の事は話してないからなぁ。
話せるわけが無いんだけど。
でも話を聞いてほしいって思う私はおかしいのかな?
「ただいま!」
中に入ると、3人が浴衣姿でリビングにいた。
これは・・・どういう反応をすれば良いの?
「えっと、なんでみんな浴衣を着てるの?」
まあ3人とも似合っているけれども。
全員私がデザインした浴衣を身にまとっている。
真人は沙綾形って言う柄でグレー色。
とても上品な柄なんだよ。
弘は麻の葉の柄で黒色の浴衣。
弘って結構黒が似合うんだよね。
カッコいいし。
玲音は縦縞しじらっていう柄のネイビー色。
シンプルな柄は玲音にピッタリ!
私はつい3人を眺めていると玲音がため息をついた。
「お前が行きたいって言ったんだろ?浴衣の着方を弘が忘れたって言うから教えてたんだ。」
はて?
私がまだわからないのを見かねて真人が苦笑しながら私の方にチラシを持ってきた。
「ほら、明日はみんな休みだから夏祭りに行こうって予定だったでしょ?」
あー!!!
そうだ、みんなで夏祭りに行けるって楽しみにしてたの、すっかり忘れてた!
「わかったら早く夕飯を作ってくれ。今日はお前の当番だ。」
はーい。
大人しくキッチンに向かって食材を出す。
今日のメニューはオムカレー!
これはカレーの上にオムレツが乗っていて、とっても美味しいんだ!
コツはオムレツがフワフワトロトロに焼く事、かな。
ちょっと時間がかかるけどここに住んでいる4人全員の大好物だし。
野菜と肉を切って鍋に入れる。
ちょうどいい具合になったら水を入れ、カレールーを入れた。
その間に卵を割ってボウルに入れてそこに塩コショウで味付けをする。
塩コショウの分量は勘が頼りだけどこれには結構自身があるんだ。
オムレツが焼けた所でちょうどカレーも出来上がる。
そしてお皿に盛り付けて出来上がり!
「わぁ、さすが彩。美味しそうだね。」
真人がやってきてオムカレーを運ぶのを手伝ってくれた。
「「「「いただきます。」」」」
やった!大成功!
いつも通り美味しい!
「さすがだね。」
「ん。むっちゃ美味い。」
「まあな。」
良かった!
明日も楽しみだな。
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ホワイトノート(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます!私もそういう系が好みなんです! (2018年11月30日 23時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - とても面白い!アイドルで怪盗とか一番好き...!更新頑張ってください! (2018年11月28日 19時) (レス) id: 77b2230119 (このIDを非表示/違反報告)
花園彩葉(プロフ) - ホワイトノートさん» ありがとうございます! (2018年11月21日 17時) (レス) id: 8e8c163b83 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート(プロフ) - 花園彩葉さん» 良いですよ。わざわざありがとうございます。 (2018年11月19日 19時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
花園彩葉(プロフ) - こんにちは。ホワイトノート様の作品、企画に入れさせていただいてもよろしいでしょうか? (2018年11月18日 14時) (レス) id: 8e8c163b83 (このIDを非表示/違反報告)
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